2012年8月26日西丹沢・中川川・東沢・本棚沢
L島 友
山岳の美しさの一つに渓谷の美しさが有ると思う。蒼青とした樹林におおわれた沢は、尾根の山道からは見ることができない。
一度そこに足を踏み入れてみれば、ほとばしる水、緑なす苔、樹林の下に広がる空間、清浄な気が満ち溢れ、沢登りの魅力がとらえてはなさない。
てな事を考えていたら急に沢に行きたくなり、残暑のこの時期に今期初沢を楽しんできました。
西丹沢自然教室の上流にかかる橋を渡り東沢に入る。
つつじ新道を横切り飽きるほど堰堤を越えたころ赤い橋が見え沢らしくなる。
一つ目の楽しみは20m本棚を攻めることで、苔で覆われた棚を水流の左にルートを取り中ほどで水流を渡る。
檜洞丸からしぼられたシャワーを浴びながらの登行となり、泡を抱えて流れる白い水が、花びらを一面に散らしたベールのように水中のホールドを覆い隠している。
その流れに手をさしいれ、タテ・横・あまいなど色々な事を想像している。
緊張しての滝登りも、流れが戯れの対象になってくる頃には楽しさが倍加してくるのがわかる。
それなりの時間をかけた登りも時のながれがゆっくり感じられ楽しむことができた。

沢床を走る水は、光をうけて輝き、ときには緑にと色々に変わる流れとなり、身も心も清められる思いだ。
二つ目の楽しみは40mの大滝を攀じることで、眼前に聳え立つ岩場に登攀意欲がわいてくる。
ピンを探してみたが見える限りでは一本のみで、かなりのランナウトを覚悟をする。
どうしてもピンが欲しい場所が有りアングルハーケンを打ちこむ。下からは見えないハーケンが見つかるとホッとし、垂れているヨレヨレのスリングの支点は大丈夫なのか、この岩は浮いていないのかなど気にかかり、カムに合うクラックが見つかり二か所にセットしてカムの品切れが不安を増す。取り付き前からランナウトは承知とは言え下のピンと自分の距離を考えると絶対落ちられないと必死に攀じり、落ち口を過ぎて安全地帯に着くがビレー点が無く、ハーケンを二本打ちセットするがさらには、両足を張り下が見えやすいところでビレーしパートナーを向かいいれる。

見た目以上のショッパイ登攀ですが充実した滝登りを満喫し無事に初沢を終える。
大雨のため土石流があり河原全体が荒れ、あちこちで崩落や倒木のため歩きずらかった。
目的の滝は大した変容もないが、前回よりハーケンの少なさに戸惑いもあり、これも今風なのかなぁと思う。
こんな長い滝は初めてと言うパートナーの黙々と登る姿に迫力を感じるとともに、厳しい沢に同行願えたことに感謝する。
山岳の美しさの一つに渓谷の美しさが有ると思う。蒼青とした樹林におおわれた沢は、尾根の山道からは見ることができない。
一度そこに足を踏み入れてみれば、ほとばしる水、緑なす苔、樹林の下に広がる空間、清浄な気が満ち溢れ、沢登りの魅力がとらえてはなさない。
てな事を考えていたら急に沢に行きたくなり、残暑のこの時期に今期初沢を楽しんできました。
西丹沢自然教室の上流にかかる橋を渡り東沢に入る。
つつじ新道を横切り飽きるほど堰堤を越えたころ赤い橋が見え沢らしくなる。
一つ目の楽しみは20m本棚を攻めることで、苔で覆われた棚を水流の左にルートを取り中ほどで水流を渡る。
檜洞丸からしぼられたシャワーを浴びながらの登行となり、泡を抱えて流れる白い水が、花びらを一面に散らしたベールのように水中のホールドを覆い隠している。
その流れに手をさしいれ、タテ・横・あまいなど色々な事を想像している。
緊張しての滝登りも、流れが戯れの対象になってくる頃には楽しさが倍加してくるのがわかる。
それなりの時間をかけた登りも時のながれがゆっくり感じられ楽しむことができた。

沢床を走る水は、光をうけて輝き、ときには緑にと色々に変わる流れとなり、身も心も清められる思いだ。
二つ目の楽しみは40mの大滝を攀じることで、眼前に聳え立つ岩場に登攀意欲がわいてくる。
ピンを探してみたが見える限りでは一本のみで、かなりのランナウトを覚悟をする。
どうしてもピンが欲しい場所が有りアングルハーケンを打ちこむ。下からは見えないハーケンが見つかるとホッとし、垂れているヨレヨレのスリングの支点は大丈夫なのか、この岩は浮いていないのかなど気にかかり、カムに合うクラックが見つかり二か所にセットしてカムの品切れが不安を増す。取り付き前からランナウトは承知とは言え下のピンと自分の距離を考えると絶対落ちられないと必死に攀じり、落ち口を過ぎて安全地帯に着くがビレー点が無く、ハーケンを二本打ちセットするがさらには、両足を張り下が見えやすいところでビレーしパートナーを向かいいれる。

見た目以上のショッパイ登攀ですが充実した滝登りを満喫し無事に初沢を終える。
大雨のため土石流があり河原全体が荒れ、あちこちで崩落や倒木のため歩きずらかった。
目的の滝は大した変容もないが、前回よりハーケンの少なさに戸惑いもあり、これも今風なのかなぁと思う。
こんな長い滝は初めてと言うパートナーの黙々と登る姿に迫力を感じるとともに、厳しい沢に同行願えたことに感謝する。
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コメントの投稿
レベルは大違いだけど同じに西丹沢に一日違いだったのね~。やっぱ荒れてましたか!
夏の計画
今期の計画は春先からのもので、やり残しが一本。
来月から新規一転して計画を立てようと思います。
来月から新規一転して計画を立てようと思います。
わー!
ここ、ネットで見たことあります!すご~い。