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Saas-Fee
Domから下りてきた翌日、幾分か体調も良くなったので、前からスイスの友達がおすすめしていたSaas-Feeの村に行ってみました。

8月15日(水)Saas-Fee~Spielboden~Langfluh(往復)

メンバー:gaku

Zermattのある谷からDomやTaschhornなどのMitscabelの山々を越えた東隣りの谷にあるSaas-Feeの村は、Valais州でZermattと並ぶスキーリゾート/山岳拠点です。
日本ではMilletが出しているザックの名前にもなっています。

山を貫くトンネルがないので、いったん鉄道で北上してStalden-Saasの駅から田舎のバスに乗っていきます。

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日本と同じような山道を50分ほど走ると、Saas-Feeのバスステーションに着きます。
いきなりZermatt以上に雄大な風景が広がっていて驚きました。

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Saas-FeeはZermattに比べて、リゾートながら友達から聞いていたようにとても静かで良い雰囲気です。
またZermattもここも一番のハイシーズンは冬なので、夏はホテルなども少し安いです。また夏でもスキーを楽しめます。

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ハイキングはまだおなかが緩かったので、トイレがルート上にいくつかあるLangfluh(左上の黒い山岳ホテル)までのルートを選びました。
Saas-Feeが1800m、Langfluhが2870mなので、1000mくらいの登りです。

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少し登ると、前日に断念したDom(右)とTaschhorn(左)の巨大な東側の岩壁が見えてきました。
(僕が目指したのはもっと簡単な北側の稜線のノーマルルートです。)
天気は一週間予報の通り、快晴です。本当に向こうの天気予報はよく当たります。

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Langfluhに着くとFeegletscher(フェー氷河)の中に突き出した半島みたいな場所になっているため、すぐに氷河が横たわっています。
前方に見える台形の山、Alphubel(4206m)まではここから氷河を超えて登り5時間でグレードはF+(易しい)です。左上にトレースも見えますね。

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最も簡単な4000mの山の一つとしてこちらも有名なAllalinhorn(4026m)もきれいに見えました。
手前はクレバスがすごいです。

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DomとTaschhornの岩壁は日本ではここまでの高低差のところがないため、山頂までの距離は近くに感じるのですが高さは物凄くあるという、初めての不思議な感覚を感じました。

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Langfluhまでの道はこんな感じなので、奥多摩と同じくらいのレベルです。
ただ、日本では見たことがない緑色の岩がたくさんあり、これがとてもよく滑るので要注意でした。

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またこのルートを選んだもう一つの目的、marmotにも会うことが出来ました。
このSpielboden付近の斜面にたくさん住んでいると聞いていたので、根気強く探していたら子供がにんじんをmarmotにあげていました。

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marmotの家の入口です。こんな穴が斜面にたくさん空いています。

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SpielbodenからSaas-Feeに下る途中にはGletschergrotte(氷河の洞窟)という名前の雰囲気の良いレストランもありました。

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Saas-Feeの村はこじんまりとしていて、静かなのでZermattよりもゆったり出来そうです。

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今回お世話になったガイドさんのオフィスもありました。
あまり日本では使っている人を見ないSalewaがサポートをしているようで、ガイドさんのジャケットもSalewaでした。

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後は19:00前のバスに乗って帰りました。
Saas-Feeは聞いていた通り、ゆったりとした時間が流れている良いところで、Zermattほどの観光地感を求めない人にはとてもおすすめの村だと感じました。
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去年登ったMont-brancの後、行ってみようと思っていたDomへ行ってきました。

8月12日(日):Breithornplateauにて高度順応
8月13日(月):Dom Hutte SACに宿泊
8月14日(火):前日からの下痢と寝不足による疲労でFestigletscherまでで敗退、昼食後下山、夕方4:30にRanda駅に到着。

メンバー:gaku

Dom(真ん中の尖っていないほうの山)は全てスイス国内にある山の中では最高峰(イタリアと接している山ではMonte Rosaが一番)、ヨーロッパの中でもMont-branc、Monte Rosaに次いで4545mと三番目に高い山です。

またヨーロッパアルプスのノーマルルートの中では最も標高差があり、麓のRanda駅から3100mを登ります。

ルートはRanda駅~Domhutte(山小屋)で一日目1500mを上がって一泊。

二日目はDomhutteからガレ場を一時間ほど上がってFestigletscher(フェスティ氷河)を一時間半ほど登ったところにあるFestijochへの二級の岩場を30mほど登ります。その後岩場を東側へ40mほどクライムダウンして、Hobarggletscherに下りて、あとは延々と歩いて1500m超を登るというルートです。

Domhutteからは登り7時間、下り4時間の往復の予定で、あとは山小屋にもう一泊するかそのまま4時間ほど歩いて駅まで下るかは余裕次第という感じです。

ルートグレードはPD+(少し難しい)で、去年のMont-brancとほぼ一緒です。

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羽田から25時間ほどかかってZermattに現地の土曜日7:00PMに到着。向こうは日の出が6:30AMくらい、日の入りが8:30PMくらいなので、まだ明るいです。

2年前と同じホテルを予約していたのですが宿の奥さんが僕を覚えてくれていて、ここはスイスのあなたの家だと思っていいのよと言われ、本当に色々と好きに使わせていただきました。

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日曜日。ホテルの前からきれいにMatterhornが見えます。

ただ天気予報を見るとDomhutteに上がる予定だった月曜日のお昼に寒冷前線が通過するため、月曜日の午後と火曜日いっぱいは高い山は40m以上の強い風と20cm以上の降雪の予報が出ていたため、ガイド組合に日取りの変更をお願いしに行きました。

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しかしガイド組合で今年はかなり予約が多く日程の変更はできないということと、簡単な1日で登れる4000m超の予約なら変更可能だということになり、まずは予定通り高度順応をしてからどちらか夕方に決めるという話になりました。

実は今年は日本と同様スイス・フランスともに観測史上最も暑い気温が続いて氷河が溶け、Mont-brancでは雪崩と落石がひどく、ノーマルルートは8月7日からガイドを中止していたり、土曜日には雪崩で二人の方が亡くなられたりしている状況でした。

高度順応へはロープウェイで標高1620mのZermattからMatterhorn glacier paradise(3883m)に向かいます。途中、Matterhornに南側から雲が付いており、この緩やかな南風が吹いているときはこのエリアは朝から昼間はだいたい天気が安定します。

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ロープウェイの駅を降りてBreithornplateauへ。この左の山は順に手前からBreithorn(4163m)、Pollux(4092m)、Castor(4228m)で、よく高度順応に使われます。特にBreithornは最も簡単な4000mと呼ばれ、僕も2年前に登りました。

見た目はすごいですが常念小屋から常念岳山頂をちょっと伸ばしたくらいのルートです。

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ただしアンザイレンは必須です。まず上の雪原も雪がかぶっていますが、ルートを外れると上のBreithornの手前に見えているようにクレバスが多くあります。

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またヨーロッパアルプスは下界の温度は高く、4000m以上は1℃未満と気温差が激しいためとにかく雲の変化が早く、上の写真の10分後は下のようにホワイトアウト、また晴れに戻る、というように目まぐるしく変わります。

僕は今回はこの雪原にある100mくらい登るスキー場の丘を5時間ほど行ったり来たりしてみて具合も良かったため、月曜日にDomhutteに向かうことにしました。

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翌朝、あまり眠れずに疲れを引きずっていました。山小屋までのルートは日本の穂高の大キレットくらいだと書いてあったので、雨に降られたくないので昼までに到着するように6:30AMにRanda駅を出発。

少し登ると谷を挟んだ向かいにヨーロッパアルプスで最も美しいといわれるWeisshorn(4505m)がきれいに見えています。既に北側に雲が付いていて、これが天候悪化のサインだと思います。

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今回の山小屋までのルートは白地に青線の「Alpine hiking trail」で、氷河上の歩行か岩稜帯があるルートで日本のノーマルルートの技術度4~5くらいのレベルです。

白地に赤線は「Mountain hiking trail」で日本の技術度3、黄色地は「Hiking trail」で、誰でも歩けます、という感じです。

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途中まではこのエリアは八ヶ岳と同じような植生のため、同じような感じがします。

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僕の持っていた地図には出ていなかったのですが、途中で世界で一番長い歩行者用の橋というのが出来ていました。去年出来たそうで、一緒に登ってきたハイカーはここがお目当てのようでした。

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だいぶ登ってきてWeisshornを始めZinalrothorn、Ober Gabelhornなどの素晴らしい景色。

僕はロープウェイなどが無いこのZermatt北西側の鋭い山々の姿が好きで、いつか行ってみたいと思います。

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あとは残り700mくらいでこんな岩稜を2つくらい登ります。ここから天気が悪くなってきたため、写真は割愛しました。
向こうの天気予報は日本と違い、かなり正確に当たります。

また水が切れたためルートの脇に出ていた沢の水を汲んで飲んだのですが、後でガイドに教えてもらったのですがこれが失敗でした。

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(写真は下りの時に撮りました)
岩稜はこんな感じを延々と登りますが、マークと鉄のステップ、ワイヤーなどがあったため、思っていたよりも楽でした。しかし他に人が誰もいないため、このルートで合っているのか少し不安になりました。

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延々と3時間近く、岩稜登りです。

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ここが一番急角度でした。

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岩稜の上部。

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急ぎ目に登った結果、ぴったり12時にFestigletscherの脇にあるDomhutteへ着きました。

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しかし山小屋についてからしばらくして、寒気がしたためひたすら着込んで休んだり寝たりして、ガイドが来る6時を待ちました。

この金・土・日でおそらく5時間ずつくらいしか寝られていなかったため、おそらく寝不足が原因です。

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しかしよく眠れず6時にガイドと合って話をしていると今度はひどくおなかが緩くなってしまいました。

ガイドに聞くとスイスではかなり上までibex(鹿の一種)などが住んでいて、また氷河の水はシルト(泥と砂の中間の岩屑)を含んでいるため、沢の水は飲んでいけない、買った水を飲まないとだめだと言われました。

ガイドはZermattのガイドではなく山を挟んだ反対のSaas-feeのガイドでAngelo氏。とても良い人で体調が悪いことを告げると明日の朝に上がるかどうかは決めていいし、何時間かかってもいいからゆっくりで行こうということでした。

スイスのガイドはスピード重視だと聞いていたので、安心したのですがやはりその夜もよく眠れませんでした。

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翌朝3時から朝食で幾分かは体調が良くなっていたので、上に上がってみることにしましたが、3時45分に準備をしてヘッドランプで出発し、ガレ場を登っていったのですが既に頭が非常に重く、わずか一時間上がったガレ場の終わり・Festigletscherの取り付き3200m付近でギブアップしてしまいました。

ガイドさんも残念そうで山小屋に帰った後、色々とアドバイスをしてくれました。

(帰ってきて7時頃の山小屋からの風景です)
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その後、昼過ぎまで天気と体調が回復するまで休み、同じ岩稜を下ってRanda駅に着いたのが4:30PM、ホテルに着いて6:00PMごろにシャワーを浴びて次に起きたのは4:00AM頃でした...やはり相当に疲れていたようです。

今回ガイドさんが教えてくれたのですが、このくらいの山に登るには1週間では短く、2週間は期間が欲しいとのことでした。初めの2~3日で時差を取り、次に高度順応で一つ簡単な4000m峰を登り、2日ほど休んでからメインの山を天気に合わせて登る。またもしその後体力があれば、もう一つ大きな山を登る人も多いとのことです。

今回の教訓としてはやはり山の基本ですが、自分の体調と山のコンディションに合わせて行動すべきでした。無理をすると何も出来なくなるということが、よく分かった二日間になりました。
ダイアモンドヘッド in HAWAII
time 1/22~1/26
member is+3

国境の広い太平洋を越えると常夏の島だった。
今回ハワイに行く機会を得たついでにダイアモンドヘッドをハイキングしてきた。
ダイアモンドヘッドはクレーターになっていて古い噴火口の一部であるが、道があまりに整備され過ぎていて物足りない。
<トンネル>を抜けると展望台になっていて山頂には砲台跡が何か所もありかつては軍事施設であったということは新しい発見だった。
さらに一通り島を一周したが、面白そうな急峻な山が多く、映画「ジュラシックパーク」の撮影に使われた場所などもあり、いつか次に行く機会があるなら島で一番高い山にでも挑戦してみたい。



ワイキキ
ワイキキから見るダイアモンドヘッド

山頂から
ワイキキを望む

                       <トンネル>の中も見てね!d(^^;)
「アイガー北壁」
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aoです。
映画の話ですが「アイガー北壁」が3月に封切られます。ナチス時代の話なのでロープはもちろん麻、ボルトも無くハーケンのみ!昔の人はすごいと思ちゃうかも、、クリント・イーストウッドの「アイガーサンクション」ってやつも昔あったけど内容がフィクションのサスペンスだったので山の内容はいまいちだった!今回はノンフィクションンの北壁初登頂挑戦がテーマなので楽しみです!

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ネタバレになるので詳しくは書けませんけど、我々の世代では誰でも知っている「ヒンター・シュトイサー・トラバース」や「トニー・クルツ」の悲劇も当然あるわけで、昔心をときめかせて何度も読んだノンフィクションを思い出します。早く見たいな!
Tuolumne Meadows
Highsierra


こんにちは。さちです。もう2ヶ月も経ってしまいましたが、7月上旬のTuolumne Meadows についてです。登ったルートの詳細については、HP「岩と沢と山と」をこちらにリンクさせていただきましたので、御参照ください。

ここでは、すこしちがったことを書きたいと思います。
アメリカはシエラネバタ山脈とロッキー山脈のふたつが縦断しています。
Tuolmne Meadowsはシエラネバタ山脈の北の一部です。Tuolumneは固有名詞で Meadowsは「湿原」の意味ですが、内陸性の気候で非常に乾燥しているので、7月中旬ともなれば、湿原ではなくなってしまいます。
YOSEMITE国立公園の中なので、記録が「ヨセミテ」と発表されてしまうことがありますが、かなり違和感があります。ヨセミテは標高1350mに対してTuolumneは2600mの稜線に近い所だからです。
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まとめ