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三ツ峠山で圧巻の「滝雲」に遭遇!

5月3日に三ツ峠山に登り、三つ峠山荘に宿泊した。最高の天気に恵まれ、富士山をはじめとする雄大な景観を大いに満喫した。しかし、今回山行のハイライトは翌朝に訪れた。甲府盆地を埋め尽くした雲海が、御坂山地を越えて流れ落ちる大きな「滝雲」を見ることができた。

LD 滝雲230504RIMG2391_2
写真は午前4時40分ごろ、山荘北側の広場から西側を撮影したもの。中央の山が、たぶん黒岳。その北側は雲で埋め尽くされている。よく見ると、北側から山を越えた雲が滝のように流れ落ちているのが分かる。雲海の先には雪をまとった南アルプス、八ヶ岳の姿もくっきりと見え、「これぞ絶景」と大興奮。日が昇ると富士山もうっすら赤くなった。。

1日目は富士急三つ峠駅をスタートし、神鈴の滝~達磨石からの登山道を歩いた。屏風岩の手前だけ、道が細く左側が大きく切れ落ちていて、ちょっとビビる場所があった。2日目は毛無山~天上山のルートで下山。難所もなく、楽しく歩けた。

三つ峠山荘は食事もおいしく(夕食はほうとうあり)、お風呂もあって快適そのもの。大型連休にもかかわらず、大きな部屋に同室の方がもう一人だけで、のびのびと過ごした。そうそう、何十年ぶりに「こたつ」にも入りましたよ。

(ishii)
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気仙沼オルレを歩いた! 20220925

ことし7月に入会しましたishiiです。9月25日日曜日、宮城県気仙沼市の「宮城オルレ/気仙沼・唐桑コースを歩いてきまし。
気仙沼訪問の主目的は、知人に会うためです。ですが、せっかく足を伸ばすのだからとトレッキングをしようと計画しました。当初は24日1日かけてコース全部を歩く予定でしたが、あいにくの雨で翌日回しに。それで歩く距離は3分の2ほどの短縮版となりました。
コースの詳細は「↓」を参照ください。オルレのコンセプトと由来の説明もあります。
https://www.miyagiolle.jp/course/kesennuma/

唐桑半島先端に近い「ビジターセンター」(現在改修中で入れない)を出発し、前半は海を見ながら断崖近くを歩きます。絶景!快晴!適度なアップダウン。ススキとアザミの花がきれい。写真は半島南端の御崎岬周辺です。

御崎岬

この馬の頭の向いている方に歩きます

下の写真は、「神の倉の津波石」。とても小さい入り江の波打ち際に、推定150トンもあるという大きな石があります。3・11の以前、この石は入り江には存在せず(証拠の写真が現地にパネル展示されている)、大地震で海底の岩がはがされ、津波によってここまで運ばれてきたというこす。

神の倉の津波石

1時間半ほど自然の中を歩き、後半は人間が住む集落とその周辺の谷地、畑の中を中心に歩きます。何度かルートを間違えて、無駄に時間をつぶしてしまいました。自然の中の道はほぼ一本道なのだけど、里の道の方が難しい。住宅と住宅の間の小道など、かなり「ビックリ」なルートを歩きます。謎解き的な面白さも感じました。

バスの時間もあり、「蝦夷狩」という名前のバス停が終点となりました。すごい名前!前九年の役(1051年~)の戦に由来する地名だそうです。

(了)

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燧ヶ岳登山 途中引き返し 20220716

8合目付近の登山道で、雪渓が現れた。
最初の雪渓は15~20メートルほど歩いて通過したが、ほどなく次のかなり長い雪渓に遭遇。少し前進したが、突然不安になって「ここで引き返そう」と決断した。

これが雪渓です(多分リタイアポイントから下側を撮影
これです(多分引き返しポイントから下に向かって撮影)

この時頭によぎったこと
▽雪渓を歩くのは初めて。滑り止めはないし、登っていって、そこで登山道が見つからなかったら最悪だ。
▽滑ってけがをする可能性もある。単独だし。
▽他の登山者が、なぜか前後にいない!
▽7月1日に世田谷山友会に入会したばかり。ここで遭難したら目も当てられない。

しかし、引き返しルートもかなりやっかいな岩ゴロの道で、ひざがガクガク。結構きつかった。実は登山口には「残雪がある」と張り紙があったのだが、「もう7月半ばだし、大げさでしょ」と取り合わなかった。大反省です。事前にいろいろ調べていくべきだった。

御池まで何とか戻って、そこからバスで沼山峠へ。ニッコウキスゲが満開の大江湿原を歩き、ようやく宿泊先の尾瀬沼山荘にたどり着いた。

RIMG2001熊沢田代からの燧ケ岳

熊沢田代からの燧ケ岳

RIMG2004下り熊沢田代
下山時に見た熊沢田代

RIMG2012大江湿原のニッコウキスゲ
大江湿原のニッコウキスゲ

RIMG2021ニッコウキスゲと尾瀬沼
ニッコウキスゲと尾瀬沼

以上です。初めてのブログ投稿でした。 ishii





秋山郷のもっきりや

秋山郷に「山房もっきりや」という宿あり。
山小屋ではありません。温泉宿でもありません。
秋山郷の中でもさらに辺鄙な場所に「来るなら来てみろもっきりや」
という、いかにも偏屈そうな宿です。

HPあります。ブログもあり、マメに日々が綴られています。
http://mokkriya.sakura.ne.jp/
2019年2月には「ナニコレ珍百景」でも紹介されたらしい。

我々も行かねばなりません。
imarinリコメンドの中からおそるおそる「もっきりや」をチョイス。
電話します。

「9/20に3名でお邪魔したいんです。」
「あーはいはい、大丈夫ですよ。」
「前日、志賀高原から入って、岩菅の避難小屋泊りで切明に縦走します。
 翌日は鳥甲の予定です。」
「あー岩菅からね。烏帽子岳過ぎるといやらしい下りがあるからね。そこからさきは
あーいってこーいってね、あっこらへんがちょっとどーにかなってね、切明の発電所にね
こーいってあーいって下りてくるのね。気を付けてね」
「一泊3,000円でね。食事は夜、朝、一食500円で用意しますよ。
一食500円だからね、その辺にあるもの適当にね、ちょちょっと出すけどね。
こちとら勝負だからね、満足してもらうようにがんばるよ。」

口調はちょっと乱暴だが、いろいろわかり易く教えてくれる、気のいいおっさんの様子。

「鳥甲山の登山口までどのくらいですか?」
「あー、ウチ出てね、道を付けてありますからね、すすーっとあがってね、林道に出たら
左にね、くいーっと曲がってね、ずずーっと行けばじきですよ。」
「何分くらいですか?」
「まー20分位かね。おくってやってもいいよ」(お、ラッキー)
「朝、早いんですけど」
「まーね、七時と言われれば、七時に、六時と言われれば六時に、
五時って言われたらね、まーぶつぶつ文句言いながらごはん出しますよ。
卵とね、納豆みたいなもんだけどね。ぶつぶつ言いながらね。やりますよ」

「あ、りがとうご、ざいます・・・」
「まーいずれにしてもね、台風とか来るから。予定変更有無に関わらず
連絡下さいね」

「了解です!よろしくお願いします!」

という事でファーストコンタクト終了。
・話が長い
・口が悪い
・でも、とても親切なおっさん。

数日後に再度連絡。
「ブログとか拝見して、おやじさんもお酒好きみたいなので、
いっしょに飲みたいと思いましてね。事前にお酒送っていいですか?」
「えへへ、そうかい?事前つってもね。どうしよっかな。
 なんだったら、街に買い物行くついでに買って置いといてやるよ」(お、ラッキー)
「いくらくらいのどんなの、とか言ってくれればね、もし来れなくなっても、
他のお客さんとかね、流用はいくらでもできるからね。」
「あ、りがとうご、ざいます・・。じゃ、また連絡します!」

セカンドコンタクト終了。
・酒が好きだ
・やはりとても親切だ。

ここから先はメールで連絡

う:天気微妙です。直前にご連絡します。お酒の銘柄はお任せします!
も:酒はいろいろある。一本買っとく。天気悪ければ、私が飲むことになるであろう。

う:こちらはこだわりなしの3名です。よろしくお願いします。
も:新潟の酒を用意しておきます。
 岩菅からの道はかくかくしかじか。
 切明に着いたら連絡くれれば、軽トラで迎えに行きます。
 鳥甲山下山後の交通はかくかくしかじか。

おー、至れり尽くせり。早速マル・イマに「もっきり通信」展開する。

まる:こうまで言われたらもっきりするしかない。
まる:9/19 新幹線あさま 長野8:38着でもっきり
いま:夜行バスでいくもっきり。到着時間はおなじでもっきり

もう3名の頭の中は「もっきり」でもちきり。妄想しまくり。

という事で先のマルさんブログにある行程で
岩菅からそれなりに難儀しながら切明に降り立ち、風呂入ってビール飲んで
おっさんに電話。
ぷるる・ぷるる
「下りたかい!」
「あ、はい」
「ふろはどうする、切明で入る?ウチで入る?」
「早めについたので、はいっちゃいました」
「そうかい、じゃ、10分後にでるから、待ってて」
「あ、はい、ありがとうございます」
せわしないやら、段取りいいやら。

お迎えの車は軽トラという事で、なかなかのスリルを味わいながら
もっきり。
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一件見栄えが悪く思えますが、ちゃんとみるとちゃんとしてます。
中もとてもきれい。

食事する和室は一階。
P9210085.jpg

寝室は二階

「じゃ、ゆっくりしてて。ご飯はやめに用意するからね。
明日早いんだね?」

洗濯したり、シャワー浴びたり
DSCF1312.jpg

宇宙と交信したり
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でのんびり過ごして、食事

用意していただいた酒を頂く。
P9200071.jpg
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ごはんは、決して豪勢ではなく、量が多いわけではないが
ちまちまとたくさんおかずがならぶスタイル。
登山者仕様なのか、味は濃いめ。塩分がしみるー
どのおかずも全てがうまい!


終盤におやじも話の輪に加わる。
■もっきり:
   もりきり酒 昔、いろんな酒を混ぜて量り売りしていた時代に
   もりきり一杯(1合)なみなみ大サービス、という意味。
     
■二階に在った大量の書籍:
   今あるうちにとりあえず、集めておいて、あとからゆっくり読む
   太宰・安吾・鏡花・ドストエフスキーもろもろ。
   オーソドックスな文学から変わり種まで。

あとから思えばなんでこんなことしちゃったんだろと思いながら生きている。
(という様なことをぼやいていたような・・・)

きっと毎日自問自答しながら苦しくも楽しく生活されているのだろう。

炊き込みご飯で、行動食のお握り作り。
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翌朝六時半には行動開始したい、とお願いし、
朝食は五時半。

これもまた「ちまちま」とたくさん並びました。
たまごやきは少し甘め。
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10月に入ると、いつ雪が降ってもおかしくないようです。
決して世捨て人のようではなく、
かといって、人恋しく話が止まらない、というわけでもなく。
ある意味毅然とした姿が印象に残るおやじでした。

P9210088-001.jpg
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【うーさん】





富士山三昧

yoneちゃんです。
すみません、山行ではなく旅行です。
あまりに富士山が美しかったので。

富士紅
日の出に輝く紅富士

富士山中湖
富士山見ながら雪の山中湖畔を歩く。(軽アイゼン使用)

富士温泉
富士山見ながら温泉

富士ダイアモンド (2)
そして、お目当てのダイヤモンド富士

富士黄昏
富士山と黄昏る白鳥たち

富士山大好きです。
が、登ったことないんです。
今年は是非登りたいです。

旅行記録、失礼しました。
世田谷山友会のプロフィール

世田谷山友会会員

Author:世田谷山友会会員
東京都下北沢を拠点に活動しています。個人の山行活動を応援し技術向上と安全で楽しい山ライフを目指しています。

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