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数字で見る世田谷山友会
山行が中止になって時間が出来たので、
以前からやろうと思っていた、「数字で見る世田谷山友会」をやってみました。

1.経年の山行回数

経年山行回数

2017年から爆発的に山行回数が増えている事が判ります。
2019年は8月下旬まで。昨年以上に回数です。
今年は年間400回越えでしょう。
2018年から、月間山行回数が40回越えがちらほら。

2.月別の山行回数


月別山行回数

夏山が多いですが、冬でもさほど減っているわけではありません。
年間通して活動されています。

【元ネタ:ヒートマップ風にしてみました。】
・ホームページの山行一覧から拾っています。
・多少カウントが不正確なところもあると思います。
・昔は、クライミングジムも一覧に載っていたりします。

表

運営委員:うーさん

おまけ
excelではなく、LlibreOfficeというフリーオフィスソフトの表計算ソフトCalcを使いました。
デフォルトでのグラフの色遣いが鮮やかですな。
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8/25多摩川水系大丹波川・真名井沢 ~Kenさん沢デビューの巻~
奥多摩の真名井沢に行ってきました

■2019年8月25日(日曜)
■ルート/川井~上成木川井線林道~とりがや橋(駐車)8:00~真名井沢入渓(等高線430)~(c.630 )3:1左俣~10:00魚留の滝~(c.820)2:1左俣~12:00休憩12:30~12:30(c.900)左側詰めあがり開始~13:10登山道~13:20林道真名井線~とりがや橋

■天候/晴れ
■メンバー/ao,kyoko,full,maru,ken,yasuyo

とりがや橋 を挟んで3台くらい停められるスペースあり、そこに2台駐車。
橋の脇から入ります

それぞれに巻き道がついた4~5堰堤を巻いていく。

ワサビ田を通り過ぎ、(等高線430)入渓
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上流の方にカモシカを見たらしい(見たかった!)
Kyokoちゃんによると、カモシカって鹿ではなく、牛の仲間らしい。
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へつります
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Kyoko『前回よりかなり水量多いですね』
aoさんとFullさんは3回目だがやはり2日前の雨で前回より水量多いらしい。水圧高い。
どどどど・・・・
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釜があったり登れる小滝が続き、楽しい~
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Fullさんを見ながらKenさんはロープなしで後に続く。ほんとに初遡行??
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maruさん、なんと木の杖もキープして登っています。
どうやってスリングに繋いでいるのかな??
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右手に18Mの滝がほぼ垂直に落ちている。Kyokoとyasuyoはすかさず取りつくふりのポーズとり視線で撮影を要求。
ao『また~~』(苦笑)
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渓相うつくしい・・・ツインの釜!!
美しいけど、釜の部分ちょっと巻いてる?
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maruさんは右岸を、
kyokoちゃんは左岸を攻めます、かっちょええーです!
どどどどど・・・・・・すごい水圧です。
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流木あり、小滝もつづく
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c.630(3:1)左俣

6M 魚留めの滝(10:00)
Fullさんがリードしてくれます。ドキドキ・・・・ おちないで~(祈)

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慎重に・・・・
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小滝つづき
5M滝
c.750
2Mの滝を越え3Mの滝がみえてきました。

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3M大きな流木の丸太が右岸に沿って立っている。
登って無理なら途中丸太抱っこして滑り降りてこようと思ったが、ロープが降りてきた。
この丸太は下の方は滑らなかったが、上部登りきる手前でぬめっていて危うく踏み外すところだった。
aoさんは少しかぶった岩の左岸を斜めにトラバースしながらのぼっていく。
「最後難しいよ~」と皆が注目するなか、最後見えないところにガバを見つけたらしく登りきる。

インゼルあり
c.820で2:1 左俣へ。 水流が少なかったらどちらか迷いそう

針葉樹が植林されている。
2段4Mの滝

沢筋が細くなってきたなとおもったとき・・・・
駆け上がってくるふたり。思わずよける。 ひぇ~トレランじゃないいんだから!!
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倒れ込み、『え?ピースすんの!!』と叫んでいる。
詰めあがりを前にして我々にはできない芸。ふたりとも体力が余っているようだ。ふふ。
先頭のKyokoちゃん、ナイスショット♪
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c.900で、詰めあがり準備。
沢靴から下山用シューズに履き替えて、行動食摂取。(30分経過)

c.900から左を詰め始める12:30
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藪漕ぎなく、植林帯・ザレの急登を登山道まで詰める。 沢登りは詰めがあるのがつらいところだ。

すごい数の虫がたかってくるが、aoさん作成のハッカ水スプレーの威力は絶大だった!
スプレーしたとたんにまとわりついていた虫たちはサッと寄り付かなくなった。
市販の虫除けつけてたんだけどなぁ。作り方教えてください~


35~40分後登山道
さらに10分で林道の林道真名井線へ
そのまま下って、とりがや橋の車までもどりましたとさ。
(完)


遡行スタート時、Kenさんドキドキの図 (撮影:ao)
ようこそ沢登りへ 初遡行、楽しかったですね~
Kenさんデビューに向け、イマリンさんも初夏からずっと日程調整するも本日これず。
今日同行したかっただろうなぁ~

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記録:yasuyo (記憶にたよった記録で正確でない可能性大です<(_ _)>ごめんなさい)


8/24-25 白馬~祖母谷温泉
白馬方面のマイナールートの記録です。

imarin単独
8/24: 猿倉 5:30 - 大雪渓 - 9:40 白馬村営頂上宿舎 (幕)  山頂往復&散歩&ルービー
8/25: テンバ 6:00 - 清水岳 - 不帰避難小屋 - 祖母谷温泉 - 14:10 欅平

4度目の白馬。この山域は好きですが、今回は眺望イマイチ、剣も拝めず残念。

8/24。
上:すでに大雪渓は中雪渓くらいに。白馬岳頂上の方位版になぜかコインが・・・ 
下:今回の縦走路、旭岳方面。
今日のアテはS&Bのカレー粉とオイルサーディンで作るパエリア(^^♪
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白馬のテンバは擂鉢状のせいか、強風が渦巻きます。今回も一晩中四方八方からの強風にあおられ、夜中には大雨。防寒着を忘れてしまったので、濡れて吹かれるわけにいかん!縦走は取りやめか??

翌朝外に出てみると相変わらずの強風とガスガス。ラジオで天気予報確認、さらに電波の入る小屋近くでSCWを確認して、縦走決行。

8/25。そこには天国が待っていました(^^♪
トリカブトやマツムシソウなど、ヤマの上はそろそろ秋モード。初夏にTommyさんと一緒に来たいな~。
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不帰避難小屋からは、低山の長い下り。
左下が避難小屋。中は明るくてきれいで宴会にいいかも。左上、新鮮なエサ場のあと?近くにはFreshなクマのフンも。
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アップダウンが多く距離のわりに標高が下がらない道。木の根が多く斜めったトラバース、低山とはいえ丹沢や奥多摩とは違って歩きにくい~(>_<) やっと川が見えた!とそこからの、急下りに最後は名剣沢のゴーロ歩き。おなかいっぱいです。

当初は祖母谷温泉で幕営しようかと考えていましたが、諸般の事情によりその日の夜行バスで帰京。ふっふっふっ、待ってろよ、祖母谷温泉!また来るぞ~、と、久しぶりにトロッコ電車にも乗って、ちょっと観光気分も味わいましたとさ(^_^)v
8/16-8/18 小川山キャンプ
相棒に出戻りと茶化されながら、30年ぶりに再入会して早8ヶ月たちました。
沢、クライムで同じ汗を幾度かかきながら、少しずつ会にも馴染ん出来ました。
10年ぶりに恐る恐る再開した外岩も一定程度調子が出てきたところで、「小川山は廻り目平、日本のヨセミテに行ってクライムしましょ」

メンバー:imarin、full、yone、sachi、sanae、smile-k

1日目:imarin、yone、smile-k 夕方入山テント設営、宴会
    :full、sachi、sanae 深夜入山、小宴会
2日目:スラブ状岸壁でクライム、宴会
3日目:屋根岩2峰下部岸壁でクライム、シャワー

やって来ました小川山、屋根岩の針峰群を見てヨネちゃん大はしゃぎ。
尖がってる岩大好き、まるでハリーポッターのホグワーツみたいです。
興奮冷めやらぬまま、廻り目平キャンプ場で巨大7人用テント設営に格闘。
宴会開始(小窓写真)、前菜にヨネちゃん持参のアンチョビと高原野菜のサラダ。
娘さん(imarin)はワイン一升瓶を片手にグビグビ飲ってます。
延々と続く酒宴、来ました来ました後発隊。すかさず乾杯~。

・クライミング1日目
ガマスラブ先のスラブ状岸壁に向かいます。
アプローチ中、話に花が咲き岩場の入り口を見逃してしまいした。
戻りつつ探すも、ガマスラブ周辺が雨で大荒れとの観念がありとんでもない道に迷い込んでしまいます。
1時間ほどロスしてやっとこさ岩場基部に到着、が沢山のクライマーでルートが埋まってる。
空いたところでサー行きますか、あれ?お父さん(smile-k)のハーネスが無い?、車の中だ☆
北海道帰りで頭も荷物もぐちゃぐちゃ、sanaeさんのハーネスを借りて登ります。
そしてsanaeさんにはハーネスを、1時間近くかけて取って来てもらいました、ごめんなさい。

1本目、小川山ショートストーリー
登る娘さん、眺めるfullさんsacchanさん、sanaeさんiはハーネス回収中

スライド1

2本目、水曜日のシンデレラ
お父さんが向かうも、核心部でどか落ち、何とか終了点へ。
リートが途中右上するため、皆は中間部まで登る。
スライド2

娘さん
スライド3
fullさん
スライド4

sacchanさん
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yoneちゃん、ピース
スライド6

3本目、ウルトラ7
オールリードトライ、完登しないと乾杯ビール無しのプレッシャーの中でスタート。

娘さんすばらしいスピード、さすがスラバー、がまさかの最終ハイステップで苦戦するも完登。
スライド7

fullさん、スラブ苦手感有り有りでもフェース状に変わるとサクット完登。
スライド8

sacchaniさん、中間でルート取り変更、粘って完登。
スライド9

yoneちゃん、森に轟くガンバコールの中完登。
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宴会2日目の酒量
ワイン3ℓ、日本酒4合+1ℓ、缶ビール500ℓ×10本、サワー350ℓ×3本、他
この夜も宴会が延々と続きます、ムチャクチャ楽しいです、時間よ止まれ。
スライド11
スライド12

・クライミング2日目
テン場からしゃくなげ遊歩道をルーファイしながらしばらく進み、西股沢を渡ります。
下流方向の踏み跡を追うが岩場が無い、最後尾のsanaeさんが後方で叫んでます。
「渡ってすぐ上流側に岩場らしきものか゛有るよ。ボルトも見えるよ。どんどん行っちゃだめだよ」
浮かれまくってどんどん進むお父さん、大反省。
まもなくストリームサイドエリアに到着、が下部岩場が濡れていてクライム不可。
上部はクライマーでいっぱい、取り付く隙間なし。
こらえ性の無いお父さんは即座にエリア変更を提案します。

不安定なかん木橋で沢を渡りなおし、ドボンしなくて良かったね。
いざ屋根岩2峰へ、小川山でもっとも美しい岩峰へ。
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4本目、屋根岩2峰下部ダーククリスタル1ピッチ

広大なスラブの舌端状フェースを登る娘さん。その先のクラックが蜘蛛の糸、懐かしいです。
スライド14

fullさん、雨がポツリポツリやって来ました。
スライド16

yoneちゃん、2度目トライするも次回に課題を残す。
スライド17

yoneちゃんトライ後まもなく、スコールのような雨か゛降ってきました。
河童を着るまもなく、あっと言う間にずぶ濡れです。
いそいそ荷物をまとめ、大量のシャワーを浴びながらキャンプ場に無事帰還しました。
お風呂につかって温まり、のんびりと帰途につきました。

お父さんから
3日間お付き合いいただきありがとうございました。
アプローチの割りにルートの本数稼ぎできませんでしたし、お酒ばかり飲んでましたか゛、とても楽しいひと時でした。
今後も会の皆さんか゛クライミングに参加できるような企画を立てたいと思います。

記 smile-k

Dom (Swizterland)
昨年、ひどい体調不良で2日目わずか1時間ほどの歩行でギブアップしたスイスのDomを、今年は昨年経験したことを元に修正し、再チャレンジ、今年は無事登ることが出来ました。

8月14・15日(水・木)
ルート
8月14日
Randa station~the Charles Kuonen Suspension Bridge~Dom hutte

8月15日
Dom hutte~Festigletscher~Festijoch~Hohberggletscher~top~Hohberggletscher~Festijoch~Festigletscher~Dom hutte~the Charles Kuonen Suspension Bridge~Randa station

メンバー:gaku(Dom hutte~top~Dom hutteはガイド同行)


今回はあまり日本の人には登られていないこの山と、今後世田谷山友会の人が日本の会社で現実的な9日間(土・日+5日間+土・日)という短い休みの中でヨーロッパアルプスの大きなところに登る際のお役に立てるように、少し詳しく書いてみようと思います。



昨年、今回と目指したDom、正式名Dom de Mischabel(ミシャベル連峰のドム)は4545mとヨーロッパアルプス標高3位の山で、かつロープウェイなどが通っていないため、麓のRandaの駅から連峰山頂まで3100m以上を登るという、これもヨーロッパアルプスのノーマルルートでは1,2の標高差のある山です。

一昨年Mont-brancを登った後、同じくらいのグレードでより体力が必要な山を探したところ、この山を見つけました。
クライミンググレードはPD(少し難しい)で、テクニカルな要素はⅡ、Ⅲ級のレベルです。

Mischabel chain(ミシャベル連峰)はZermattがあるMattertal(マッター谷)とSaas-FeeがあるSaastal(ザース谷)の間に聳える4000~4500mの山々で、Dom(写真右手の尖っていないほうの山)はその最高峰になります。(これは昨年撮った写真です。)

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この山については、参考にする資料が少なかったため、以下のサイトを元に行ってみました。
https://www.summitpost.org/dom/150275
(このサイトは、ヨーロッパアルプスのほぼ全ての山のルートの詳細が出ています。)

https://www.zermatt.ch/jp/Media/Planning-hikes-tours/Domhuette
https://www.zermatt.ch/jp/Media/Planning-hikes-tours/Dom-Ascent
(ここから地図をダウンロード出来ます。)

https://www.youtube.com/watch?v=ImChgR3bbQA
(個人でやっている現地ガイドの動画シリーズです。)


今年はMont-brancを一緒に登ったフランスの人がフランスの鋭鋒、Aiguille Verte(ヴェルト針峰)のクラシックなルートを登り、またその時のガイドさんはヨーロッパ三大北壁の一つ、Grandes Jorassesの北壁を登っていたため、僕も今年こそは大きなところを登りたいと思っていました。

今回は8月10日(土)現地着、8月11日(日)にはスイス中部のLuzernの友達たちと13km程度のハイキングを行い、8月12日(月)に今回の山登りの山小屋、Dom hutteでガイドと会う二日前までにZermattのガイド組合で現在の山のコンディションの確認と残りのガイド料の支払いがあるため、Luzernの観光を終えてからZermattに夕方に着きました。

昨年は同じように土曜日現地着で日曜日に高度順応、月曜日に登山開始で時差ぼけのため睡眠不足がひどく、食欲まで無くなくなり下痢も引き起こしたため、今回は金曜日を予備日として水曜日・木曜日での登山に予定を変更してトライしてみました。
そして考えていた通り、今回も土・日・月くらいまでは時差ぼけがひどかったです。

ガイド組合には昨年と同じガイドさんと登れるようにお願いしていたのですが、当日行くとお願いの通りにガイドさんに依頼をしてもらっていました。
天気予報は晴れですが、天気図の予報を見ると高気圧の張り出しが鈍くまた等圧線の間隔が狭いため、35km/hほどの風の予報が出ていましたが、去年の雪の予報よりはましだったため、予定を変更せず登ることを決めました。

ちなみにZermattでもChamonixでもいくつかガイド組合がありますが、個人的には昔からやっている地元の組合が一番おすすめだと思います。ここがその組合のオフィスです。

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8月13日(火)
この日は高度順応に行きます。本当であれば高度順応の後、一日休息してから目的の山に登るべきなのですが、日程がタイトなため、目的の山の前日になっています。

Zermattには観光のため、標高1500mのZermattからロープウェイで3883mのMatterhorn glacier paradiseまで行くことが出来、ここから行く山で高度順応をしている人が多いです。

Matterhorn glacier paradiseには展望台や氷河内の洞窟、レストランもありますが、そこを出ると雪山が広がっています。
手前のなだらかな山がBreithorn(4164m)、その稜線の岩になっているところがMatterhornへのテストに使われるBreithorn half traverse、次の岩山がPollux(4092m)、さらにその次の岩山がCastol(4228m)です。
ここまでの山を登って高度順応を行う人が多いです。
ちょうどBreithornは昨日の24時間テレビで土屋太鳳さんがトライしていましたね。

なお、奥の大きな雪山はものすごいナイフリッジと雪庇で有名なLiskamm(4527m)で、ここにも自分が今回目指したDom同様、あまり日本人は行っていないようです。

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今回僕は翌日が登山日だったため登っての高度順応はせずに、スキー場になっている部分を歩いたり、休んだり、昼寝をしたりして行いました。
左に見えているのがMatterhornの南壁、また奥に見えているのは左からDent Blanche、Ober Gabelhorn、Zinalrothorn、Weisshornと、いずれもMatterhonよりもグレードの高い山々です。

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ここで6時間ほど滞在し、高度順応を行いました。


8月14日(水)
いよいよ登山の日です。ルートはRanda駅からDom hutteまでの標高1500mで、テクニカルグレードとしては日本の穂高の大キレットと同じくらいです。

今回は「いつもの日本の山と同じような気持ちで登ろう」と決めてきていたので、僕は一日目は甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根の七条小屋まで、二日目はそこから冬の美濃戸口から赤岳までの往復というイメージを地形図と距離、標高差から持って行ってみました。

また、僕はどうも二段ベッドの上の段だと眠りづらいため、下の段をガイド組合に予約してもらいたいと伝えていたのですが、山小屋に行ってから話してほしいということだったため、いつもの日本の山のように朝6時に出発しました。
ヨーロッパの山小屋のリズムとしては、だいたい夕方6時から夕食がスタートするので、4時くらいまでに山小屋についていればよいような雰囲気です。

朝のZermatt駅前からDomがクリアに見えていて、天気は良さそうです。
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Randa駅からDom hutteまでの詳細は、昨年8月に作ったブログと変わっていないため、そちらを見ていただきたいと思います。
ただ、今回は昨年と違い天気がとても良かったため、数点載せておきます。

また、今年は途中まで霧がかかっていたのですが、これが助かりました。
このエリアの山はお日様が出るととても乾燥していてまた日差しも強いため、日本の山と比べて僕はのどがとても乾くのです。
そのため今回はスムースにDom hutteまで登ることが出来ました。

the Charles Kuonen Suspension Bridgeという世界最長のつり橋があるのですが、霧のため先が見えませんでした。
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霧の上に出ると、ヨーロッパアルプスで最も美しく、そして難しく、タフな山の一つ、Weisshornがきれいに見えました。
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岩場の始まりのところで、大きなIbex(ヤギの一種)に出会うことが出来ました。一瞥されただけで、こちらには全く興味がないようでした。
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このような岩場が2時間ほど続きます。去年初めての時は情報がなかったため緊張しながら登りましたが、一度登ったため安心して登れました。
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小屋には4時間50分で到着しました。日本と同じいつものゆっくりしたペースで6時間かけようと思っていたので、ずいぶん早く着いたなあという印象です。左上には去年は見えなかったDomが見えていました。
もっともコースタイムは4時間30分なのですが、スイスのハイキングルートの看板に書いてあるタイムは足の長さが違うせいか、あまり参考にしないほうが良いと思います。
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さっそく受付をすますと、ラッキーなことにベットの下段が用意されていました。
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僕のガイドのAngeloさんはこの日もガイドでDomに登っているということだったので、昼ご飯を食べながら待つことにしました。
これはRostiというスイスの伝統料理でジャガイモを千切りにして格子状に組み合わせて焼いたもので、特にこの山小屋のものはボリュームがあっておいしいです。
あと、これは今回感じたことなのですが、和食に比べスイスの料理は塩分が少ないように思うので、塩も多めに摂るように心がけました。
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やがてAngeloさんが戻ってきました。初めは僕のことがよくわからないようでしたが、途中で「ああ、思い出したよ。去年病気になっていた人だね。今年は登ろうよ。ゆっくりで大丈夫だよ。」と言ってくれて、夕食で色々と話そうということになりました。

このDom hutteはここまでの登りもあり、またDom自体が長い山のためか、MatterhornやMont-brancの山小屋とは違い半ば観光のような人はまったくおらず、本当に山が好きな人だけが集まってきていて、その雰囲気がとても良いです。
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夕食は6時20分からで、翌朝は2時頃起きることがわかっていたため、夕食までの4時間ほど寝ようと計画していました。
が、時差ぼけのせいなのか、いつもあまり眠れません。

しばらくすると同じ部屋に2人の五十代位の女性二人が入ってきて挨拶をしていると、もう一人その人たちのいかにもガイドさんという全身mammutを着た人も入ってきたので挨拶をしました。
女性のうち、一人はReginaさんでドイツから毎年夏にこのあたりの山に登りに来ているとのこと。もう一人はドイツ人ですが数年前からZermattに住んでいるDianaさんで、僕が泊まっているホテルの奥さんとも知り合いということで、すぐに仲良くなりました。またガイドさんはHelmutさんでDianaさんから「この人がZermattでベストなガイドなのよ」と紹介されました。確かにかなり力強い印象の人でした。

夕食は僕とガイドのAngeloさん、そしてReginaさんとDainaさんとガイドのHelmutさんで同じテーブルだったため、すぐに仲良くなりました。特にHelmutさんは陽気な人で、何故か僕を数回、Zermattで見たことがあるらしく、「君は毎年Zermattに来ていないか?通りとかで見たことがあると思うよ。」とか、仕事がCoopであることを話すと「東京にもCoopがあるのか!驚いたよ。」(スイスはCoopが一番大きいスーパーのため)とか、いろんな話をして楽しい食事になり、この人たちと一緒なら、明日は登れるんじゃないかなぁという気になってきました。

実は日本に帰ってきてからこのHelmutさんのことを調べたら、Matterhornに既に200回以上も登り、このエリアだけでなくヒマラヤでも実績を残し、さらにエベレスト近辺のレスキューのレベルがまだ低いため、その講習にも行っているというとてつもない山の人でした。

翌日は2時15分起床、2時半から朝食、3時に出発ということで別れ、寝ました。
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8月15日(木)
やはり良く眠れず、おそらく2時間くらいしか寝れなかったように思いますが、起きてみると不思議なくらいリラックスしていました。
朝食もリラックスしながらたくさん食べましたが、ここで一つ問題がありました。

登山に持っていくお湯を入れようと思っていたのですが、山小屋の人が起きていないため限りがあったため他のクライマーのグループのテーブルに置かれていた大きなポットからお湯をもらっていました。
「僕たちの朝食のお茶のお湯が無くなってしまうよ。」という言われて気づき、自分のテーブルに残っていた小分けのポットからお湯を渡して大丈夫だったのですが、お湯を入れるなら前日夜までに山小屋からもらっておきましょう。

(ここからは夜中のため画像がないので、帰りの画像を見てルートを確認してみて下さい。)
3時にガイドとアンザイレンで出発し、まずはモレーンと言う氷河が削った岩屑の上を1時間ほど歩きます。これは日本のガレ場と同じような感触です。
またMont-brancの時のガイドさんと同じように今回のAngeloさんも「スローで、疲れずに、どこまでも登り、どこまでも歩く」というスタイルだったため、だいたい1時間に250m登りのペースで進んでいきます。

4時にFestigletscher(フェスティ氷河)の取り付きでアイゼンを付け、氷河を登っていきます。
去年はこの取り付きで引き返しましたが当日はリラックスしていたため、よほど去年は体調が悪かったんだなぁと感じました。

この日は満月に近かったため、夜明け前でした氷河の様子やこれから登るDomの輪郭が見えました。
またヘッドランプが照らす氷河がキラキラと光り、きれいだなあと思っているとところどころにものすごいクレバスの口が開いており、そこを渡ったりジャンプしたりしながら登っていきます。

5時20分ごろにFestigratへの取り付きに着きました。ここでⅡ、Ⅲ級の岩登りが60mほどあります。
2回、ビレイをしてもらい登りましたが、Mont-brancの時の岩稜は氷と雪と岩のミックスが800mほどあったので、それに比べるとだいぶ楽でした。

5時49分にFestijoch(3723m)に到着し、休憩。
ここから上級者の人達は山頂まで続くFestigrat(フェスティ稜)を登っていきますが、みなアイススクリューとPetzlのQuarkを持っており、難度の違いが判ります。
ちなみにgratはドイツ語で「岩稜」のことで、日本だと奥穂高岳にSeitengarat(ザイテングラート=側稜)に名残がありますね。

ノーマルルートはここから北側に100mほど下り、また少し登り返してHohberggletscher(ホーベルグ氷河?)というもう一つの氷河に下ります。

このHohberggletscherを登っていくと、Domの頂稜部の全体が見えてきました。
ものすごい大きさのセラック(氷塔)が発達しているのがわかりますが、何故か気持ちはとてもリラックスしており、楽しんで登っていました。体調も万全です。
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稜線の左の岩のとげとげしたところがFestijochで、そこから雪面を降りてHohberggletscherに来ています。
雪質はとても良く、がっちりとアイゼンが効きました。
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セラックを横目に見ながら東に回り込むように大きく迂回したところがDomの取り付きで、いきなり急登が始まります。
イメージ的にはここから赤岳の文三郎道が始まるような感じを持っていたのですが、4000m近い高度のせいかそれよりもはるかに長く感じました。

二回目の休憩は7時27分で本当にイメージしていたようにちょうど文三郎道の途中のようなところでした。
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東を見るとLenzspitz方面から朝日が登ってきました。
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Lenzspitzから続く稜線にあるNadelhorn(右)(4327m)と、Stecknadelhorn(左)(4241m)の素晴らしい角度の山容のMischabel chainと登ってきたHohberggletscher。
余談ですが、このMischabel chainの稜線はほとんど日本人は行っていないようですが、Eigerのノーマルルートよりも難度が高めです。
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さらにそこから1時間20分ほど登り、おそらく最後の登りで残り30分くらいだろうという前で少し靴擦れ気味に足が痛くなってきたため、もう一休みさせて欲しいと頼んだところ、Angeloさんは「OK。休もう」ということになりました。
山頂のように見えるところは山頂ではなくそこからさらに20分ほど、かなりの急登が続きました。

おまけにこの急登のところだけ、何故か風が非常に強く、足も2日でこれまで登ったことのない高度まで来ていたため、「これ以上この登りが続いたら足がどうなるんだろう?」と思い、本当に必要最小限の力だけで登るよう心掛けました。
(写真は下りに撮りました)
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Festigratを登って山頂から降りてきた(ちょうど朝食でお湯の件で指摘してくれた)クライマーのパーティがすれ違い際に「Almost end!(もう少しだ!)」と言ってくれましたが、その後も急登はしばらく続き、また下を見ると気持ちが悪いくらいの高度差の空間が広がっていたため、とにかく一歩ずつ、必要最小限の力で登ることに集中しました。

すると突然ぽかんと小広いところにたどり着き、前には動画などで見ていた十字架とそれに続くナイフリッジが見えました。
Angeloさんに「Is here top?(ここが山頂?)」と聞くと「Yes, Goood!」という答えが。
がっちりと握手を交わしました。
9時19分、山頂にたどり着きました。
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気づいたらMatterhornは既に眼下にあり、その他の憧れの山々も自分よりも低い位置にありました。
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あのWeisshornさえもほぼ同じ高さに。ここよりも高い山は、奥に見えているMont-brancと、Monte Rosaしかないのです。
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今回はMont-brancの時のように心拍が上昇して足に力が入りにくくなり、「全力を尽くして」登ったのとは異なり、全体的にリラックスして登れました。
後ろに見えるのが、Monte Rosaです。
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山頂にはこの後、風が強くなる予報だったため3分ほどしかいませんでした。帰りの長さを考えると、妥当だと思います。
まず先程登ってきた急登を慎重に下ったのち、徐々に高度を落としていきますが、あまりペースが上がりません。
これは何か食べるべきだなぁなどと考えていました。

下りは少しずつ写真を撮らせてもらいました。
LenzspitzeとSaas-Fee方面
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下り方面(下っていくクライマーのパーティと、登ってくるReginaさんとHelmutさんが右下に小さく見えます。)
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巨大なクレバスが所々に開いています。
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登りの2回目の休憩場所と同じところで休憩し、日本の山登りと同じように昼ごはんに持ってきていた菓子パンを食べたら、足が回復しました。その後は日本の山と同じくらいのペースで下ります。

下り途中に横からみるセラック。50mくらいの高さがあります。
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クレバスのそばまで寄ってのぞいてみましたが、底が全く見えませんでした。
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Domの頂稜部を東の下部から。
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同じく西の下部から。大きな山です。
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Hohberggletscherから100mほど登り返して、Festijochへ戻ってきました。
クライマーの人達に追いつきました。
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朝は暗くて全貌がわからなかった60mほどのFestigratの取り付きの岩場です。
帰りは二回の懸垂下降であっという間に下りました。
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山頂へと続くFestigrat。
お昼になり気温が上がってきて雪が溶けてきたせいか、クライマーの人達と話をしている間、上から落石がバウンドしてきます。
中には大きなものもありました。
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後はこのFestigletscherを下って帰るだけですが、じつはこのFestigletscherが標高が低いためかクレバスの周りの雪が緩んでいて、何度かクレバスをジャンプで飛び越える必要がありました。
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朝、アイゼンを付けたFestigletscherへの取り付き。
後はガレ場を下って、
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Dom hutteに帰ってきました。13時50分でした。
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ガイドのAngeloさんと一緒に写真も撮ってもらいました。
山の力や技術はもちろん、なにより人間として本当に素晴らしい方です。
去年体調が悪い僕を見て「大丈夫、大丈夫。」と言ってくれていた通り、この日も「大丈夫だよ。」と励ましてくれ、おかげで本当に良い山登りが出来ました。
Saas-Feeのガイド組合に所属していますが、ご出身はイタリア語圏のスイスだということでした。
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クライマーのグループの人達とも握手。朝のお湯のマナー知らずの非礼をお詫びすると、「こんな素晴らしい日にお互い頂上まで行ったんだ。そんなこと、全く問題ないよ。時間があったら乾杯しよう!」と言われました。

その後Angeloさんと登頂の乾杯と昼食を食べてReginaさんとHelmutさんを待ちました。
色々話している中で「来年ももしよかったら一緒に他の山に登ってもらえますか?」と聞くと「もちろんだよ。Matterhornは登りたくないのかい?今日の体力とクライミングを見ていれば、全く問題ないよ。」と言われたので、「まだクライミングに自信がないので来年までに、もっと成長してきます。」と伝えると、Angeloさんは笑っていました。
他にもDent Blancheも行けるよ、などいくつかの山を教えてくれました。

Angeloさんはその後山を下りるよと言って、準備を始めたため、再び握手と来年の再会を約束して、お別れしました。

そのうちにReginaさんとHelmutさんが下りてきたので話を聞くと、山頂には登ってこれたが、下りで足が痛くなって休み休み下りてきたという話でした。
二人はここでもう一泊して下りるという話でしたが、まだ時間もあったため、僕は山を下りることにしました。

お二人ともがっちり握手して来年の再開を約束し、特にHelmutさんからは「来年も来るんだろう?また会おうな!」と言われ、日本から遠く離れたZermattに知っている人が少しずつ増えていくことがとても嬉しかったです。

16:00に出発し、行きと同じルートをさらに1500m下り、Randa駅には18:45分に着きました。
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今回の山登りは天候にも、また特にたくさんの素晴らしい人たちとの出会いに恵まれ、思っていた以上にリラックスして登ることが出来ました。

また昨年の経験から「こう登ったほうが良いのではないか。こう準備をしたほうが良いのではないか。」とあれこれと考えてまとめていたことをほぼ実証することが出来て、そういった面でもとても充実した山登りになりました。



それにしても、あの白く気高く聳える山々は、これまでどれほどの逞しく、素晴らしい人たちを育んできたのでしょうか。
そしてそれは、あの山々がこの地にある限り、これから先どんなに人間が進歩しても、変わらないのだと思います。
言葉で表すのは難しいのですが、願わくば僕も彼らのように、生きていきたいと思います。
大雪山~トムラウシ~十勝岳 縦走記
大雪山大縦走 約60kmを4泊5日で縦走。
行けるんか?おれたち?

■2019年8月 <当初計画>
3日:東京から移動。旭岳ロープウェイ上~旭岳~裏旭キャンプ場【3h】
4日:裏旭キャンプ場~白雲岳~忠別岳避難小屋【9.5h】
5日:忠別岳避難小屋~トムラウシ~トムラウシ南沼キャンプ場【6.5h】
6日:トムラウシ南沼キャンプ場~双子池キャンプ場【9.5h】
7日:双子池キャンプ場~オプタテシケ~十勝岳~吹上温泉白銀荘【11.5h】
■kitchan,うーさん

kitchanブログへのリンク


8/3(土)一日目

前日仕事のトラブルで深夜帰宅となり、2.5h睡眠で羽田へ。ねみー
全てを忘れて旭川へ。

■旭川空港のコンビニでガスカートリッジあり。熊スプレーはなし。
■旭岳ロープウェイの山麓駅で熊すずあり。

旭岳ロープウェイ姿見から行動を開始したのは、12:30です。
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さてと身支度。
トラブル1:kitchanのカメラにメモリメディア入ってない。。。
トラブル2:うーさんの靴に中敷きが入ってない。。。あちゃー
靴下2枚履きで厚さをかせぎ、しのぐことに。(これが結果的によかったみたい)

行動開始が遅いため、この日のゴールは裏旭のキャンプ場。
コースタイムはゆっくり歩いて3時間程度
順調に高度を上げ、さくっと山頂へ。
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テント場に下りて設営。
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風が出てきて思いの外、寒い。この先の天候と気温が心配になる。
雪渓からの水流で水は豊富。むちゃくちゃ冷たい。

前日の寝不足もあり、翌日の行程も長いので、
晩飯後まだ明るいうちに寝る。 

8/4(日)二日目

この日は忠別岳避難小屋までの約10時間。歩けるの?

一時間で間宮岳 稜線からは火口いっぱい。こんな風景観たことないぞ。
北海岳 黒岳方面からあがってくる登山者が多い。
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前日、白雲の避難小屋付近ではクマが出没しているらしい。

白雲岳分岐でデポ 話好きおばちゃんが荷物番をしている。
地元の仲間と一緒らしく、同行の3名は白雲岳にむかっているらしい。
花の名前を教えてくれる。しらねキキョウ くもいりんどう
白雲岳山頂 これから歩く稜線が丸見え。高根が原・忠別岳・トムラウシ・オプタテシケ・十勝岳の噴煙
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すごいところにいるぞ。

小屋に降りると くまがいました。昨日から数匹うろうろしているらしい。
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=====
歩きながら考えること。
この先の行程と時間。どこでいつ休憩しようか。
何を食べようかな。
4-5日目の行程が長いな、代替策はあるかな。
特に最終日に12時間超、歩けるかな。
お花がきれいだな。山がきれいだな。
くまに遭ったらどうするんだっけ?走らない。騒がない
う〇こしたくなったら携帯トイレってどうやって使うんだっけ?とか

考えてみると「歩くこと」に集中してます。

「人間の尊厳とは」とか「なぜおれは山を歩くのか」とか「我々は何処からきて何処に行くのか」とか
そんなたいそうなことはまったく考えません。

======

白雲岳からの行程は長い。アップダウンはあまりなく、絶景に包まれながら黙々と歩く。
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スレート平 高根が原分岐 
忠別沼 サンショウウオ発見
忠別岳遠い 登り返しが疲れ始めたカラダに地味にきく。。。
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雪渓下に避難小屋に到着。
この日は疲れたので、テントを広げず、小屋に泊まることに。
先住民はソロ女性 
小屋近くの雪渓で水は豊富です。

食事をしながら、翌日の行程を話す。少し疲れも出始めた。天候も悪化の模様。
・エスケープするのであれば、トムラウシから下りるしかない。
・エスケープせずに前進突入するなら、十勝岳まで歩きとおすしかない。

トムラウシから温泉に下りるのであれば三日目の行程は長い。早出する。

エスケープも「視野に入れ」早めに出ることにする。

8/5(月)三日目

2:30起き 3:20行動開始
空はどんより。風もあるなか、五色岳に向かう。
五色岳。トムラウシ見えてる!
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化雲岳を経由してトムラウシに向かう。
2009年7月の遭難時には荒れた天候だったようですが、今回は穏やか。
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天沼で休憩。
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体調も天候も良さそうなので、予定通り十勝岳に向かう事にする。
となると。宿泊地を変更し、5日目の行程を楽にしたい。

予定の宿泊地と変更後の宿泊地です

3日目 予定 トムラウシ南沼 → 三川台(キャンプ指定地ではないので、行ければ双子池までがんばる)
      コースタイム 6.5h → 8.5h (+2h)
4日目 予定 双子池キャンプ場 → 美瑛富士避難小屋
      コースタイム 9.5h → 11.5h (+2h)
5日目 吹上温泉まで
      コースタイム 11.5h → 7.5h (-4h)

ロックガーデンあたりで、若いソロ男子に抜かれます。80リットル以上のデカイザック。
昨日忠別の避難小屋にいました。
今日は美瑛富士避難小屋まで行くらしい・・・30kmあるんじゃないの。気を付けて。

北沼
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なぜか南沼キャンプ場で水の補給をし損ね、三川台(さんせんだい)へ向かう。
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三川台はキャンプ指定地ではありません。登山道が少し広くなった平らなスペースがあります。
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三川台から双子池までは4時間以上の行程です。
水も乏しく、熊も心配でもあり、三川台でのビバークを判断しました。

水場は、急坂を下りた先にありました。
よどんだ水たまり。おたまじゃくしスイミング。虫さんフライング的な。
こちとら浄水器でぃ、という事でちゅーちゅー汲みだします。時間がかかる。
翌日も行程が長いので、ゆっくり休みます。
今回、すべて早寝で、星空ナッシング。

8/6(火)四日目

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さて、ここから先は「サバイバル」の行程となります。
早速藪漕ぎが始まりました。
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膝丈・胸丈・頭丈 いいんです。朝方は。気温も低いし、朝露がカラダを冷やしてくれます。
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膝丈・胸丈・頭丈 膝丈でハイマツ帯は天候も良く、うっとり。オプタテシケが近づいてきます。
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もうちょっとです。もうちょっとです。もうちょっとのはずです。

頭丈・頭丈・頭丈 日が上がり、灼熱の藪漕ぎ地獄になってきました。

足元もゴーロ・泥ですべりやすくなってきました。
もういやじゃぁぁぁぁ

結局、約 6時間。藪漕ぎにあえぎ、双子池キャンプ地に到着。ぐったり。

ここで大休止。それぞれに日陰を探し身体を休めます。。。。。マット出して昼寝。極楽。

出発前に水の確保。ここの水も流れておらず、よどんだたまりの水を汲みます。
浄水器のフィルターがつまってきて、思いのほか時間がかかります。

予定よりもだいぶ長く休憩し、出発。登り2時間、その先2時間半 
計4時間半で今夜のお宿、美瑛富士避難小屋に着く、はず。

さて、オプタテシケ。。地獄の直登。
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北側から見ると、きれいな紡錘形に見えます。という事は、「直登」しかありません。
600mコースタイム2時間。雲のない炎天下での直登。
こういう時は、高度計と時計を見ながら、こまめに進捗を確認します。300m登った1,700付近で小休止。
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1,900mまで来ると傾斜が緩くなるようです。「だまされんぞ、ニセピークや」
さて、1,900m。コースタイムよりもだいぶ早い。「だまされん、、、、、げげ、まぢか・・・」
思いの外、ピークが遠し。。。岩稜帯の先にピークが見えます。
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綺麗なお花に「ありがとう」とか言って、気を紛らせながら。もくもくもくもく
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ひーひー言って、到着。
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kitchanも少し遅れて到着。

あと二時間半。。。登り返しもありーので、美瑛富士避難小屋着は18:00になりました。
小屋は満員なので疲れた体でテントを設営し、ばんめし。
休憩込み行動時間13時間以上・・・

8/7(水)五日目

いよいよ最終日です。奇跡的にこの日も朝から快晴。
美瑛岳
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十勝岳
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大迫力です。
victoryロード by kitchan
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5日間、歩きとおしました。

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奇跡的に全日天候に恵まれ、行く先の稜線が常に見える最高のコンディションでの
山行となりました。
危険な個所はありません。が
トムラウシから南のルートは厳しいです。体力と気力が必要です。
天候と体調を見極めて臨んで下さい。

実は行く前はかなり緊張してました。
体力の事、天候の事、食料、水、行動食、重さ、暑さ、熊対策。大丈夫か、おれ。
情報を収集し、頭の中でシミュレーションし、乗り切ることができました。。。

中敷きが無かったトラブルがありましたが、替えの靴下との2枚履きがコトのほか快適で、
足は全く痛まず。
結果、同じ靴下を五日間履き続け、悶絶する程の臭いになりましたが。。

ちなみに、稜線上はdocomoはだいたいつながります。
テント場や避難小屋など、低い場所は入りません。
そのほか、トイレ事情、水事情。

チャレンジしたい方。いつでもお話ししますよー

【後半行程】
8日:吹上温泉~富良野~札幌 レンタカーで真狩(まっかり)に移動。ユースホステル泊
     ハーブ豚食う。
9日:風雨の中、羊蹄山登頂 
     積丹に移動。 ユースホステル泊。海の幸食う
10日:小樽で回転ずし食ってからの札幌で肉食う。ホテル泊
11日:帰京

北海道を堪能しました。


文責:うーさん
8/10-12 明神東稜
「前穂北尾根、行ってみたいな~」
「えー、お盆は人多くて、落石多くない??」
てなわけで、ベラ様も初見の明神東稜へ。よくぞヘタレな私を連れて行く気になったもんです(^-^;

メンバー: ベラ様、imarin
10日: 上高地 6:00 - 養魚場跡 - ひょうたん池 - 東稜 - 18:00 らくだのコル(幕)
11日: らくだのコル 6:00 - 東稜バットレス - 前穂 - 15:00 岳沢(幕)
12日: 岳沢 6:00 - 7:40 上高地

明神岳、上高地からよく見える山ですが、一般登山道はありません。残雪期のイメージでしたが、無雪期も登られている初級バリエーション。夏場は強い陽射しに炙られ、水場もないので、途中ビバークの計画では荷物の重さがある意味核心(-_-;)

明神橋から見上げる明神。
01 河童橋より

ひだやさんの奥、養魚場跡からひょうたん池へ。重い!暑い!藪でびっしょり!

ひょうたん池。ベラ様はここで軽くおひるね。
02 ひょうたん池

ここから東稜に取り付きます。
眺望はバツグン。難しくなないけれどいやらしいザレやガレ、第一階段と呼ばれるあたりからロープを出し、スタカットで進みます。とにかく長い!上部はハイマツを漕いでクタクタ、ラクダのコルに着いたのは18:00近く。食事もそこそこに、とっとと就寝です。

なが~い東稜。
03 東稜

翌朝は6:00出発。バットレスは目の前。左から取り付き、ルンゼを登って中間はスラブを右上、最後はもろいガレ気味の登攀で頂上へ。

東稜バットレス。
05 東稜バットレス

核心は上部のスラブという話でしたが、最初の草付きルンゼのほうがよほどいやらしかった!とりあえず核心手前で水分補給。

ルンゼを抜けたところ。
06 1P

核心手前でへろ~
07 核心取り付き

スラブは好物?しょせんフォローですから。
08 核心?上部

岩がボロボロの、上部のガレのほうがよっぽどイヤでした(-_-;)
で、9:00過ぎに頂上。しかし標識も何もない?

明神本峰より。
09 本峰

参照した記録ではここから前穂までもかなり時間がかかるようでしたが、実際には2時間くらいで到着。懸垂なしでクライムダウンしたので時短になったのかも。

前穂から見る明神本峰と2峰。この右下が岳沢です。
10 前穂より

前穂からはルービーの待つ岳沢へ。
重太郎新道は多くの登山者が歩くので岩がツルツル、バリエーションルートのほうがフリクションが効いて楽だったような・・・

ルービーとおでんでカンパーイ。
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岳沢で1泊、翌朝は上高地で温泉をいただき、帰途につきました。

レベルは高くないものの、登攀用具+ビバーク用具+水4Lを背負っての登攀はキビしかった!アルパインは体力勝負、動けるうちに行っておかねば、と思った今回の山行でした。


茂窪谷(右俣左沢)
8月4日土曜日
メンバー;imarin,full,smile-k,ao

茂窪谷はあまり遡行価値の少ない沢と紹介されている。しかし、1120mの二俣から本流をはずれた、右俣は滝がF8まで連続しF5以外は全て登れるので面白いと思う。F5(30m)の巻は、滝右の尾根状を直登したが、急傾斜でボロボロの岩が乗った草付きで、しっかりした、木に届くまで草木を束ねた怪しい支点しか取れなかった。F8の上1270m当たりから左沢に入り、とっとと歩いていく屈強3人組の後ろ姿を追いながら、高度400mを喘ぎながらの詰めでした。登山道より、峰谷方面に降りて行き、モノレールの軌道が見える当たりから軌道に沿って降りれば1時間半で入渓点にもどれます。

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前半は堰堤が連続しつまらないが、それからは小滝があり、それなりに沢らしく、水も冷たいので楽しい!


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登れる小滝は楽しい!


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1120m当たりから右俣に入る、F1,F2がすぐに迎えてくれる。



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サクサク登って行きます。



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F3だったかな?




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F4?



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ど~ん!出ましたF5,30M 偵察するsmile-k、右水流脇が登れそう!ここの岩は脆くハーケンを打つと壊れるけど支点さえうまくつくれれば、直登も出来そうだった!




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直登の幻想はそこそこに右尾根状を巻きます。難しくは無いけど、不安一杯の巻でした。



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30mの巻終わり、ここから沢床に降りてF6直登か、少し尾根を登りF6滝口にトラバースする。


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F6、見た目登れそうもないが近寄って見ると右壁をフリーで簡単に登れた。


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酒好きな仲間の為に、ビールを凍らして持参、運転手はコーラ!無事下山を祝って乾杯!!




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祖師谷大倉でも反省会!何を反省したのか覚えていないけど。
安瀬山(やそすけやま) ~海抜0からの沢登り~

安瀬山「やそすけやま」は石狩市厚田区にある。
一等三角点の山だが夏山に登った人は北海道でも多くはいないだろうとのこと。
北海道の山仲間が遡行の打診をくれた。
濃昼山道を通って旧濃昼山道から入渓し654.1mを目指す。

◇遡行10日前に安瀬山の計画を耳にしていた。一緒にいた別の山仲間が『北海道で最初の沢がやそすけというのはかわいそう』と心配してくれていたが、打診有難し。全員未遡行。
北海道の沢、私は大丈夫か?
低山ゆえ、3~4時間で登頂とふんでいたのだが・・・・・


■ルート/安瀬川(大沢)~300右俣~安瀬山654~300左俣
■時間 (活動時間11時間半/休憩含)
/6:30濃昼(ごきびる)山道P~7:09/40安瀬川~9:30/300右俣~11:05/550源頭・藪漕ぎ~11:38稜線~11:45山頂12:18~12:30北コル~14:30/300二股~17:09山道出合い~17:59/濃昼山道P
■天候/晴れ
■メンバー/yasuyo 、Gさん、Yさん、Sさん

4時半に車で札幌を出発し石狩市へ向かう
厚田漁港にちょっと立寄った。(大きなタコや茹でたシャコが美味しそうだった)

海を左手に見ながら国道231号を北に向うと『安瀬』(やそすけ)という標識を通過。
そして間もなくトンネルが見えたらその手前に「濃昼山道」(ごきびるさんどう)の入り口がある。

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7:09/標高40地点で安瀬川を横切る。

クマよけに鈴を使うのかと思いきや、Gさんの『雄たけび』だ!
『うぉうWooUA~うぉ~』 どう記せばいいのかわからないが、これは怖い!!
人が吠えていると分かっていても恐ろしいのにびっくりした。きっと熊も怖いだろう。

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40分後 7:49分岐
4センチ弱くらいの大きなアブが何十匹も飛び、常に体にたかる。こんな大きなアブは見たことがない。刺さないが毒蜂みたいで怖い。(その後下山までずっとアブは常にいた)


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7:52/95 1M.+3Mの二段の滝
右から巻くと、トラロープ発見!

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8:29 160くらいであれこれ
この沢は180までなかなか高度があがらない

8:50やっと180分岐
それぞれ吠えながら進む。 私も吠えることはできるのか?逆に襲われてしまうか?

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8:59

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9:02 /220 2M滝 水圧厳しい
右足にひっかかり無く、背と足でつっぱって超えていく

270左右3:2(左)、280左に入ると3:1でまた分岐あり。
地図では280で小沢が入り込んでいるようにも見えるという。
このあたり、私には地図読み難解。

『全員、高度照査~!!』とGさん。
分岐には流木が折り重なっていたりする。Yさんは先を偵察に、Gさんは総合的に地図読みを進める。
9:30/300 右俣(300を右・下り300左の周回ルートの予定)

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9:38 流木だらけ。

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木はスカスカで、見たままを信用すると踏み抜いてしまう。作業用スパイク靴のSさんはスムーズそうだ。
Yさんも釣り用取り付け型スパイクを持っている。

390分岐3:1

Gan67674381 - コピー

400くらい 5M滝 細かい水しぶきが顔に吹き付ける。天気が悪い場合はレインジャケットを着た方がよさそう。
途中から少し不安。スリングを下ろしてもらう。

450で水流が細くなってきたので私以外の3名はたくさん沢水を飲み、水を汲む。
私はお腹が弱いので多めの水を持っているが、これもまたバテる要因だ。
11:05/550で源頭
稜線までの藪漕ぎは背が高くつらい!でも他メンバーは「薄くて楽だね~」と言っている。(11:38稜線)

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11:45山頂。三角点をかき分けかきわけ暫く探した! 見つけられてよかった!!

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北のコルから300左俣に向け藪下降する。途中から山葡萄のツタが絡んで先頭Yさんは相当困難を極める。
私の藪漕ぎ下降はノウハウなく散々だ。漕ぎながら滑り落ちていくので、左右編み込まれた笹の中に其々足を突っ込んだような構図となって動けなくなる。罠をほどく感じで時間を要してしまう。う~ん、、


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後方で見守ってくれるSさんの助言の意味を考えつつ・・・

つらいところを抜けたら紫陽花のお花畑
源頭13:54


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滝が現れないことを祈っていたが、7M滝。懸垂下降すると時間を要するので、Sさんに先行してもらい右岸を巻いて降りた。途中ぶら下がるような感じで腕力と握力がきつかった。
鮮やかな黄色のミツバチのような虫が服の上から刺してきて、飛び上がるほど痛い!もうどれほど何種類かまれたことだろう。 ダニもいっぱいいるがマダニでないことを祈る。


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15:15/180分岐で全員座り、沢水に浸かって体を冷やす。私は虫々に刺された痛みを麻痺させようと試みるが、水温高く効果なし。
ここから先はなかなか高度が下がらない中をいく。


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沢下りは経験がまったく足りない。
あと少しだが、疲労している私の足が不安だということで、雨具・水・靴を3人に分担するように指示あり。
下山の登山道なんてないんだ!(靴いらなかった)、水持たないんだ!(沢水飲んじゃうんだ、エキノコックス問題は??)、皆スワミベルト? いろいろ頭の中で考えながら足だけは止めずに進む。

16:16/標高95

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濃昼山道に戻って、海だ、日の入りだ! 
狸が横切る。
熊の大きな糞も確認しながら・・・・
17:59 濃昼山道口Pゴール
11時間30分、手ごわくて頑張った沢として忘れ得ぬ沢となりました。
私のなかでは稀なる沢遡行、誠に有難し。

宿、交通、その他お世話になった方々、ありがとうございました!!!
(完)

追記:
虫よけ対策がまったくなっていなかった。ラッシュガードとTシャツの二枚の上から虫々が刺す。
遡行後、男性たちは全身くまなくダニチェックするが、私はその場でできず怖い思いで宿に向かう。鏡が必要だ。
帰ってからも荷物からダニがでてきて歩いていた。


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