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安瀬山(やそすけやま) ~海抜0からの沢登り~

安瀬山「やそすけやま」は石狩市厚田区にある。
一等三角点の山だが夏山に登った人は北海道でも多くはいないだろうとのこと。
北海道の山仲間が遡行の打診をくれた。
濃昼山道を通って旧濃昼山道から入渓し654.1mを目指す。

◇遡行10日前に安瀬山の計画を耳にしていた。一緒にいた別の山仲間が『北海道で最初の沢がやそすけというのはかわいそう』と心配してくれていたが、打診有難し。全員未遡行。
北海道の沢、私は大丈夫か?
低山ゆえ、3~4時間で登頂とふんでいたのだが・・・・・


■ルート/安瀬川(大沢)~300右俣~安瀬山654~300左俣
■時間 (活動時間11時間半/休憩含)
/6:30濃昼(ごきびる)山道P~7:09/40安瀬川~9:30/300右俣~11:05/550源頭・藪漕ぎ~11:38稜線~11:45山頂12:18~12:30北コル~14:30/300二股~17:09山道出合い~17:59/濃昼山道P
■天候/晴れ
■メンバー/yasuyo 、Gさん、Yさん、Sさん

4時半に車で札幌を出発し石狩市へ向かう
厚田漁港にちょっと立寄った。(大きなタコや茹でたシャコが美味しそうだった)

海を左手に見ながら国道231号を北に向うと『安瀬』(やそすけ)という標識を通過。
そして間もなくトンネルが見えたらその手前に「濃昼山道」(ごきびるさんどう)の入り口がある。

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7:09/標高40地点で安瀬川を横切る。

クマよけに鈴を使うのかと思いきや、Gさんの『雄たけび』だ!
『うぉうWooUA~うぉ~』 どう記せばいいのかわからないが、これは怖い!!
人が吠えていると分かっていても恐ろしいのにびっくりした。きっと熊も怖いだろう。

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40分後 7:49分岐
4センチ弱くらいの大きなアブが何十匹も飛び、常に体にたかる。こんな大きなアブは見たことがない。刺さないが毒蜂みたいで怖い。(その後下山までずっとアブは常にいた)


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7:52/95 1M.+3Mの二段の滝
右から巻くと、トラロープ発見!

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8:29 160くらいであれこれ
この沢は180までなかなか高度があがらない

8:50やっと180分岐
それぞれ吠えながら進む。 私も吠えることはできるのか?逆に襲われてしまうか?

DSCF1846.jpg
8:59

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9:02 /220 2M滝 水圧厳しい
右足にひっかかり無く、背と足でつっぱって超えていく

270左右3:2(左)、280左に入ると3:1でまた分岐あり。
地図では280で小沢が入り込んでいるようにも見えるという。
このあたり、私には地図読み難解。

『全員、高度照査~!!』とGさん。
分岐には流木が折り重なっていたりする。Yさんは先を偵察に、Gさんは総合的に地図読みを進める。
9:30/300 右俣(300を右・下り300左の周回ルートの予定)

DSCF1876 (2)
9:38 流木だらけ。

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木はスカスカで、見たままを信用すると踏み抜いてしまう。作業用スパイク靴のSさんはスムーズそうだ。
Yさんも釣り用取り付け型スパイクを持っている。

390分岐3:1

Gan67674381 - コピー

400くらい 5M滝 細かい水しぶきが顔に吹き付ける。天気が悪い場合はレインジャケットを着た方がよさそう。
途中から少し不安。スリングを下ろしてもらう。

450で水流が細くなってきたので私以外の3名はたくさん沢水を飲み、水を汲む。
私はお腹が弱いので多めの水を持っているが、これもまたバテる要因だ。
11:05/550で源頭
稜線までの藪漕ぎは背が高くつらい!でも他メンバーは「薄くて楽だね~」と言っている。(11:38稜線)

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11:45山頂。三角点をかき分けかきわけ暫く探した! 見つけられてよかった!!

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北のコルから300左俣に向け藪下降する。途中から山葡萄のツタが絡んで先頭Yさんは相当困難を極める。
私の藪漕ぎ下降はノウハウなく散々だ。漕ぎながら滑り落ちていくので、左右編み込まれた笹の中に其々足を突っ込んだような構図となって動けなくなる。罠をほどく感じで時間を要してしまう。う~ん、、


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後方で見守ってくれるSさんの助言の意味を考えつつ・・・

つらいところを抜けたら紫陽花のお花畑
源頭13:54


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滝が現れないことを祈っていたが、7M滝。懸垂下降すると時間を要するので、Sさんに先行してもらい右岸を巻いて降りた。途中ぶら下がるような感じで腕力と握力がきつかった。
鮮やかな黄色のミツバチのような虫が服の上から刺してきて、飛び上がるほど痛い!もうどれほど何種類かまれたことだろう。 ダニもいっぱいいるがマダニでないことを祈る。


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15:15/180分岐で全員座り、沢水に浸かって体を冷やす。私は虫々に刺された痛みを麻痺させようと試みるが、水温高く効果なし。
ここから先はなかなか高度が下がらない中をいく。


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沢下りは経験がまったく足りない。
あと少しだが、疲労している私の足が不安だということで、雨具・水・靴を3人に分担するように指示あり。
下山の登山道なんてないんだ!(靴いらなかった)、水持たないんだ!(沢水飲んじゃうんだ、エキノコックス問題は??)、皆スワミベルト? いろいろ頭の中で考えながら足だけは止めずに進む。

16:16/標高95

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濃昼山道に戻って、海だ、日の入りだ! 
狸が横切る。
熊の大きな糞も確認しながら・・・・
17:59 濃昼山道口Pゴール
11時間30分、手ごわくて頑張った沢として忘れ得ぬ沢となりました。
私のなかでは稀なる沢遡行、誠に有難し。

宿、交通、その他お世話になった方々、ありがとうございました!!!
(完)

追記:
虫よけ対策がまったくなっていなかった。ラッシュガードとTシャツの二枚の上から虫々が刺す。
遡行後、男性たちは全身くまなくダニチェックするが、私はその場でできず怖い思いで宿に向かう。鏡が必要だ。
帰ってからも荷物からダニがでてきて歩いていた。


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