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伝説ふたたび。 秘湯赤湯 山菜山行

『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』

この問いに、ここまでシンプルに答えたものがいるだろうか。

『おいらtommy。
狛江から来て、赤湯まで、山菜採りに行くんだお。』

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ですね。

むかーしむかし、
さんゆうかいのじーさんばーさんたちが、
やまおくに山菜を採りに行ったそうな。
奥へ奥へと入ると、ひなびた温泉宿があり、
採った山菜をてんぷらにして食らったあげくに
露天風呂だ混浴だ、とそれはもう大騒ぎ。だったそうな。

世田谷山友会に伝わるそんな「伝説」を
「令和の時代に再現するのだ」と編成された探検隊。

いろいろあって、当日を迎えたのは9名

■メンバー:kitchan リーダ
tommy,ao,nissy&kyoko,imarin,yukichi,chiho,うーさん
■日程:2022年5月21日~22日
■行程:苗場の林道~赤湯温泉山口館 往復


苗場近辺某所の林道付近某所にてtommyの山菜教室。
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「tommyさん、これはいいやつ?悪いやつ?」
「食べればわかる」
いやいや、食べる前にわかりませんかね・・・

コシアブラ発見。
とりつくtommy
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群がるハンターたち。
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あーだこーだと言いながら、なんだかんだでかなりの収穫。
山菜

収穫に満足し、赤湯に向かいます。
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荒れた林道を経て、急な山道を越え、2時間半。
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赤湯温泉 山口館
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http://akayunaebasan.sakura.ne.jp/
*****ホームページから抜粋*****
越後湯沢の山奥、赤湯温泉は明治30年に開湯されました。
古くは湯治場であったそうで、新潟県小千谷真人村の福原彦三郎氏が経営を始め、その後御親戚の田中壮平氏、山口千代松(上左写真/中央 白髭の人物)と経営が移り現在に至ります。
山口館は苗場山登山道半ばの山小屋として営業しております。清津川の最上流部に位置し、その河原に現在三カ所の泉質の違う野天風呂があります。

赤湯へは現在の車止めからは歩いて林道四十五分、登山道一時間半の行程です。
この登山道は鷹ノ巣峠と呼ばれる古くから歩き継がれた峠道です。

雨具、着替え、ヘッドライト等登山の用意と、体調、天候、時間の確認をしっかり判断の上いらして下さい。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。

*************

新館の2部屋を割り当てられました。
他には12名の若めの団体。

天気がよければ河原でバーベキューですが、
あいにくの雨。
軒先で火を焚いても良い、と言っていただけたので
早速始めます。
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いつもながら、でるわでるわ。酒池肉林。
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山菜は天ぷらに
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aoさんの古希お祝いも。
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ひとしきりのみくいのあとは露天風呂。
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河原の解放感
適度な湯温で、出られない。
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朝になるとまた始まる・・・
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朝からかきあげ

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からの温泉
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堪能しつくして、山口館を後にします。
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駐車場に戻り、片づけを始めてるのに
「あ、あ、あ、あそこの崖の下に、う、、う、うど! うど!」
おちつけtommy
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「しょうがねぇなぁ」と楽しそうにロープを出すaoさん。
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うれしいtommyとやれやれのaoさん
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新たな伝説を残して、今日はこんくらいでかんべんしといたるか。

文責:うーさん


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残雪の常念岳は遠かった

やっぱ、アルプスでしょう。

という事でおっさん3人で残雪の常念岳です。

日程:2022年4月30日〜5月1日
行程:三股〜前常念〜常念岳〜常念小屋テント泊〜一の沢登山口
メンバー:maru,ao,うーさん

当初計画 4/29〜5/1 三股〜前常念(幕)〜常念岳〜蝶ヶ岳ヒュッテ(幕)〜三股
修正計画 4/30〜5/1 三股〜前常念   〜常念岳〜蝶ヶ岳ヒュッテ(幕)〜三股
最終行程 4/30〜5/1 三股〜前常念   〜常念岳〜常念小屋(幕)〜一の沢登山口 

4/29は全国的に荒れ模様につき、出発断念し、日程短縮。
一泊で三股からの常念・蝶ヶ岳周回を目指す。(修正計画)

ヤマレコで立てた行程計画のコースタイムでは
三股〜前常念 4時間
前常念〜常念 1時間
常念〜蝶ヶ岳 4時間
がんばれば行けんじゃね?(by maru)という悪魔のささやき。

三股を早い時間に出発し、
前常念への到着時刻により後続行程を判断する、というプランで
三股出発!  5:30
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※三股駐車場情報
4/29 23:00の時点で30台ほど。まだ空きあり。
5/1  5:30の出発時点でほぼ満車。

みぞれ混じりの中、三股から行動開始します。

のっけから急登です。
しばらく急登が続きます。
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ずっと急登です。
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えんえんに急登です。
これでもかと急登です。
なかなかペースが上がりません。
いつもはエンジンがかかるとペースが掴めますが、
苦しい登りが続きます。
空は明るくなっています。

2,200mで森林限界を突破しました。
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雪があったのはこのあたりだけ。この先もほとんど雪はありません。

前常念がでかい。
まだ400m登ります。
ごろごろの登りにくい岩の道になりました。
足が上がりません。息が上がります。

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ほうほうの体で前常念頂上直下の岩室(避難小屋)。
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11:30です。 休憩込み6時間。

作戦タイム。
もはや、蝶ヶ岳に行く気力が消失したu&ao
「行くでしょ」とうそぶくmaruさん。

プランB:常念ピストン岩室泊。翌日、来た道を戻る。
プランC:常念岳経由常念小屋幕。翌日、一の沢に下りる。タクシーで三股まで戻る。

翌日は天候崩れる予報。登ってきた急登路・岩場を下りるのは危険満載。
岩室はちょっと一夜過ごしたくない雰囲気。
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という事で【プランC】を選択。

重い体に鞭打って、常念岳を目指す。
前常念から常念までも、なかなかに辛い道のり。
途中雪もありますが、夏道がしっかり出てるところが多い。
彩雲でんがな。
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こちらも2時間近くかかって、13:30 常念岳山頂着。やたー
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ご褒美です。ありがとう。
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あの尾根も、こちらのキレットも、あの季節この季節に歩きたい。時が経つのをを忘れます。


常念小屋テン場からの槍

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自己主張強め
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テントの中では、精神年齢低めの会話がはずむ。

夜中は風強し。
朝方、少し雪も降ったようですが、寒さ知らず。
撤収時も5℃程度はあったのでは。

5:40 一ノ沢を慎重に下ります。
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途中、多少のトラブルやプチ渡渉もありながら、
9:00には一ノ沢登山口に到着。

辛くもありながら、充実した二日間でした。

※一の沢登山口から三股まではタクシーで9,000円弱(迎車料金含む)40分程度。
※風呂は「常念坊」を勧められたが、ちょっと遠回りなので、「ほりでーゆ」へ。

※5/1昼過ぎの中央道上りはしっかり渋滞でした。


文責:うーさん

おまけ

山と高原地図のコースタイムでは、前常念までは6時間でした。
そう考えて臨めば、コースタイム通りだったのかもしれない。
ただ、4時間のつもりで歩くと、ペースもつかめず、モチベーションにも
影響します。
計画の検証が大事ですね。
世田谷山友会のプロフィール

世田谷山友会会員

Author:世田谷山友会会員
東京都下北沢を拠点に活動しています。個人の山行活動を応援し技術向上と安全で楽しい山ライフを目指しています。

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