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会長と行く笈ヶ岳(おいずるがたけ)
「ねぇ、笈ヶ岳、行かない?」
例会の2次会で、いつもの感じで会長にお誘いいただく。
「おいずるがたけ・・・?」「どこの山ですか?」

ネットで調べると。
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石川県、富山県、岐阜県の3県にまたがる標高1,841m山。白山国立公園内の両白山地の北側に位置し、日本二百名山に選定されている。
藪山で夏(無雪期)の登頂は極めて困難で、積雪期の限られた期間のみ登頂が可能である。日本二百名山の中では登頂が難しい山の一つである。
(wikipediaより抜粋)
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うーん、ちょっと大佐飛っぽいニオイがしますが・・・
しかしなんで会長は面白そうな山をいつも知っているんだろう。。
「・・・行きます!!」
ということで、見事に会長の作戦にはまった(比較的)若手3名が参加することになりました。

■日程
2019年3月23日(土)~25日(月) 2泊3日

■メンバー
tommy(会長)、saya、nisshii、kyoko

■行程
1日目 : トヨタ自然学校~三方岩岳~1570m付近(幕)
2日目 : 幕場~瓢箪山~仙人窟岳~中宮ルート分岐手前(敗)~幕場
3日目 : 幕場~三方岩岳~トヨタ自然学校

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金曜の夜21:30に東京を出発。
翌2時頃沢渡で仮眠(2時間半ほど)、トヨタ自然学校の近くの駐車場には7時頃着きました。

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駐車場にはパトロールっぽい人たちがいました。
「どこまで行くのですか?」
「三方岩経由で、笈ヶ岳です」
「笈ヶ岳!?(驚)」

いろいろアドバイスを受けて、いざ出発。シュルンドが多くなってきているので気をつけるようにとのこと。

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登山口から少し歩くと、この急登。
ずーっとコレが続くので、重い荷物と睡眠不足の体にはこたえます。
雪はやわらかいのでキックステップで登りました。

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途中から雪面がガチガチになってきたのでアイゼンを着けます。

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数時間歩いてるけどぜんぜん、ぜんぜん!進んでない。。。
しんどいなぁ、と足もとを見ると、

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今夜のおかずが!(ふきのとう)

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春の息吹を感じつつ、先を急ぎます。

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樹氷がきれいでした~♪

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樹林帯を抜けるとこの景色。
三方岩付近です。

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ここからながーーいトラバース。
写真では分かりづらいですが、雪がやわらかくかなりの急斜面で結構コワイ
会長が珍しく「怖かったねぇ~」と言っていました。

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トラバースが終わって一安心、展望スポットから笈ヶ岳が見えました。
まだまだ遠い!

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国見山まで行く予定でしたが、15:30を過ぎ、隊員のモチベーションもだいぶ落ちていたので、瓢箪山(ふくべやま)手前で一日目終了となりました。

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前々から気になっていたのですが、会長の像足はスパイダーマン風。

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今宵は鶏肉のお鍋です!(ふきのとう入り)
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<Day2 笈ヶ岳アタック>

夜はテントが揺れるほどの猛烈な風で何度も目が覚めました。
朝になると風はだいぶおさまっていましたが、雪がかなり降っています。
「視界はそれほど悪くないし、大丈夫」
会長の言葉に背中を押されていざ出発です。

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雪はだんだんとやんできました。
ここのところ東京が暖かかったので、寒さがこたえます。

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前夜の雪でだいぶ新雪が積もっていましたが、わかんを使うほどではありませんでした。

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アップダウンを幾度となく繰り返し、途中途中で地図読みしながら歩けそうな尾根を探す。

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あちこちにシュルンドが潜んでいます。
雪庇に近づきすぎないように藪の方に逃げると、

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こうなりますw
大人がすっぽり入るサイズ。

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ナイフリッジのような箇所もあって、結構ドキドキなコースです。
「雪山初心者です」と言っていたsayaさん、底なしの体力と冷静さでへっちゃらでしたね~!
(わたしが一番ビビってました)

出発から5時間以上が過ぎました。アップダウンが多いので帰りもかなり時間がかかると思われます。
「ヘッデン覚悟で、山頂に行きたい!」という会長の熱い思いに応えるべく、がんばったのですが・・・

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↑核心部で断念となりました。
岩と雪(氷)のミックスで、かなり難しそう(特にくだり)
ニッシーが30mロープを持っていましたが、支点を取る箇所も見当たらず。
アルパイン経験の浅い我々ではこの難所を越えることはできませんでした。

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核心部を越えたところから撮った景色(※ニッシーが偵察に登りました)
山頂まであと1時間半くらいはあるかな?

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核心部を振り返る。(割れ目のところ)
あと少しだったのになぁ・・・

誰か来年攻略してきてください(笑)

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帰りは青空も見えました。
こんな急斜面が何度も続きます、、sayaさんはほんとすごいですねww

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会長はたぶん10回以上穴に落ちていました(汗)

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午後は天気も回復。
この美しい景色を見てしまうと、大変な思いをしてもやっぱり来てしまいますね~。

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帰りはペースダウンしたこともあり、17:15頃帰還となりました。
ちなみに行きにつけたトレースはほとんど風と雪でなくなっていましたw
日没前に帰ってこられてよかった。。

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夕焼けに照らされる三方岩方面。(18:00少し前)
今日もたくさん歩きました。

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<Day3 最終日>

集合写真を撮って、出発です。
下山だけですが、この日も結構長い・・・。

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白山がででんと見える展望台。
天気は快晴、雄大な景色を4人だけで楽しみました。

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荷物はデポして、初日に省略した三方岩岳に登ります。

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会長が山頂へ向かう。
「あの先にシュルンドがあるな・・・」とニッシーがつぶやいた次の瞬間、

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ズボッ

会長はいつも期待を裏切らない!(ほんとは肩まですっぽり落ちました)

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山頂をひとしきり楽しんだら、またまたあの怖いトラバース。
慎重に、慎重に、一歩ずつ・・・

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ズボッ

会長~、、危ないところで笑わせないで~!

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さて、気を取り直して。
会長のサングラスはなんだかアメコミ風。

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三方岩岳をバックに。

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急な尾根をガンガン下ります。

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会長は油断するとすぐシリセード。
会長に洗脳されたsayaさんも、続いてシリセード。

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下りはあっという間でした。
遊びながら下りてきたけど、12:30には駐車場に。
このあと白川郷で入浴・観光して、名古屋経由(!)でがんばって帰って参りました。

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さて今回の笈ヶ岳は、山頂は踏めなかったものの、大変印象深い山行となりました。
「極めて困難」な山というだけあって、天気・雪質・個々の体力と経験、全てがそろわないと難しいのかもしれません。
かなり惜しいとこまで行けたので、もちろん悔しさもありますが、
この充実感はなんだろう・・・
山の魅力なのか、メンバーなのか、会長マジックなのか。

いろんな魅力がぎゅうぎゅうに詰まったこのコース、来年は・・・あんまり行きたくないですけど、、
またあの辛さを忘れて行っちゃうのかなぁ。。

会長、またお願いします!

(by kyoko)


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Comment

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うらやましい・・・
次に転職する機会があったら、雪山に行ける職場にしまっす!
imarin | URL | 2019/04/03/Wed 22:29 [EDIT]
またまた
課題が増えてまった~!いや目標が増えたと言うべきか!
核心部は過去ブログに注意されてた場所でしたね。
ao | URL | 2019/04/03/Wed 23:29 [EDIT]
難易度はんぱない!
笈ヶ岳、恐るべし~。夏も真冬も登れない山なんだね!!
これは普段からマメに鍛錬しているから行ける山だね~
すごいわぁ~
yasuyo | URL | 2019/04/04/Thu 11:35 [EDIT]
凄いわ…
なんか楽しいブログですが、危険もたっぷりシュルンドたっぷり。
お子様は決して真似をしないようにって感じがしますね。
撤退にしても、難易度、時間、モチベーション、余力を判断し、すごいな。
大変参考になりました。
kitchan | URL | 2019/04/06/Sat 09:20 [EDIT]
ハードそうな山ですね。
想像していたよりもかなりハードそうな山ですね。
三連休が取れれば、行ってみたかったです。
gaku | URL | 2019/04/07/Sun 09:07 [EDIT]

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